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「Surface Go」と9.7型「iPad」の価格やスペックを徹底比較 それぞれ長所と短所は?(2/2 ページ)

» 2018年07月11日 20時00分 公開
[井上輝一ITmedia]
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システム性能は比較不能

 Surface Goは、CPUに「Intel Pentium Gold 4415Y」(2コア4スレッド、1.6GHz)、メモリ4GB/8GB、ストレージに64GB(eMMC)/128GB(SSD)といったスペック。

 一方のiPadは、CPUに「A10 Fusion」(詳細未公開)、メモリ2GB、ストレージに32GB/128GBを搭載する。

 ストレージやメモリの差が数字の上ではあるものの、先に述べたようにOSが異なるため単純な性能比較はできない。

 ちなみに、Surface GoのOSは「Windows 10 in S mode」だ。以前は「Windows 10 S」と呼ばれていたもので、Windowsストアでのみアプリの導入が可能なWindows 10の機能限定モードとなる。Sモードの解除に料金は掛からないが、一度解除すると再びSモードには戻せないため注意が必要だ。

 余談になるが、従来Sモードは教育市場向けとしていたが、Surface Goに関しては一般向けがSモード、教育機関向けがSモードではないWindows 10 Proと逆転してしまっている。なぜ教育機関向けにSモードを搭載しないのかと日本マイクロソフトの担当者に聞いたところ、「学校では(Sモードでは動かない)デスクトップアプリの需要が大きい」と日本の教育現場の声を明かした。

それぞれ優秀な筆圧検知ペンを使用可

 Surface Goでは、4096段階の筆圧検知ができる「Surface ペン」、iPadでは「Apple Pencil」を利用できる。

 分かりやすい違いはホバー時のポインタ表示の有無だ。Surface ペンではホバー表示があるが、Apple Pencilでは表示はない。

プロイラストレーターのrefeia氏によるSurface ペンとApple Pencilの比較

 ペンについて詳しくは、プロイラストレーターのrefeia氏による「Surface Pro」と「iPad Pro 10.5」の比較レビューを参考にしてほしい。

SurfaceApple Pencil Surface Pro(左)とiPad Pro(右)で絵の下書きをするrefeia氏。比較記事ではそれぞれ完成した絵も掲載している

 Surface ペンはSurface Proなどで用いているものと同じで、プラチナ、バーガンディー、コバルトブルー、ブラックの4色展開。価格は1万1800円だ。Apple Pencilの価格は1万800円。

 いずれのデバイスを利用するにせよ、ペンは別売のため、ペン入力をしたい場合には追加の出費があることに注意しよう。

まとめ Windows機としては軽くて安い 価格や解像度はiPadが優秀

 64GBモデルであれば本体とキーボード、ペンを合わせて6万4800+1万1800+1万1800=8万8400円で、税込でも9万5472円と10万円に収まる(キーボードにシグネチャーモデルを選んでも税込で9万9360円)。128GBモデルを選んだ場合は計10万6400円となるため、税込では11万4912円だ。128GBモデルはメモリが8GBとなるため、快適性を考えれば128GBモデルを選びたいところだが、予算との相談になるだろう。

 イラスト製作の面でいえば、Surface Goであれば「Photoshop」や「CLIP STUDIO PAINT」(クリスタ)といったデスクトップ向けアプリを使えることが大きい。

 iPadはMacとつなげて液晶タブレットとして用いる方法はあるものの、単体ではこうしたデスクトップ向けアプリは動かないのがデメリットだ。ただ、クリスタに関してはiPad向けアプリを2017年11月から公開しているため、イラスト製作の環境は徐々に整いつつある。

 以上から、Surface Goは「10万円以内でペンとキーボードが使える、軽くてコンパクトな2in1ノートPC」を求めている人にとっては有力な選択肢だといえる。

 一方、価格面や解像度、軽さといった面ではiPadの魅力が光る。用途や予算に応じたデバイス選びをするのがいいだろう。

上面には電源ボタンとボリュームキー
シグネチャータイプカバー(プラチナ)の裏側
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