ニュース
» 2019年01月08日 10時00分 公開

CES 2019:カーボン柄が選べる「ThinkPad X1 Carbon」とアルミボディーな「ThinkPad X1 Yoga」が登場 米国では6月発売

Lenovoの「ThinkPad」のフラグシップがモデルチェンジ。より薄く軽くなっただけではなく、それぞれのモデルに大きな特色が付いたことも見逃せない。【追記】

[井上翔,ITmedia]

 Lenovoは1月7日(米国太平洋時間)、「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X1 Yoga」の2019年モデルを発表した。両者ともに第8世代Coreプロセッサを搭載しつつボディーの薄型・軽量化を一層進めた他、それぞれのボディーに“特徴的”な要素を盛り込んでいる。両シリーズ共に米国では6月発売予定で、最小構成の想定販売価格はX1 Carbonが1709ドル(約18万5000円)、X1 Yogaが1929ドル(約20万8000円)となっている。

(日本での発売は現時点では未定)

ThinkPad X1 Carbon(第7世代)

 「ThinkPad X1 Carbon」は、クラムシェル型ノートPCのフラグシップモデル。2019年モデルは「第7世代」に相当する。ボディーを2世代ぶりに刷新し、薄さは14.95mm、最軽量構成時の重量は1.08kgとなり、約1mmの薄型化と約230gの軽量化を果たしている。

ThinkPad X1 Carbon ThinkPad X1 Carbon(第7世代)(キーボードは米国英語配列)

 ボディーカラーはブラックのみとなったが、カーボンを“そのまま”見せる天板を装着した構成も用意している。これは素材感を得たいというユーザーからの要望がある程度あったことから実現したようだ。

 メインメモリはLPDDR3規格で、最大16GB(8GB×2)まで対応するが、ユーザーによる換装・交換には対応しない。SSDは最大で2TB(NVMe)まで搭載できる。

通常天板カーボン調天板 カラーはブラックのみとなったが、通常の天板(写真=左)に加えて、カーボン素材の地が見えるようにした天板(写真=右)も用意した

 ディスプレイは14型IPS液晶で、以下のオプションから選択できる。

  • フルHD(1920×1080ピクセル)・高輝度(400nits)
  • フルHD・タッチセンサー付き
  • フルHD・高輝度(400nits)・電子プライバシーフィルター付き
  • WQHD(2560×1440ピクセル)
  • 4K(3840×2160ピクセル)・高輝度(500nits)・DisplayHDR 400準拠

 フルHD液晶で選択できる電子プライバシーフィルターは「ThinkPad PrivacyGuard」と呼ばれており、今回の新モデルにおいて象徴的な機能となっている。4K液晶は「Dolby Vision」のHDR(高ダイナミックレンジ)コンテンツの再生にも対応している。

 内蔵スピーカーはキーボード上部にツイーター(高音スピーカー)×2、底面下部にウーファー(低音スピーカー)×2を搭載。「Dolby Atmos」によるサラウンド再生に対応している。

本体 本体を180度開いた図。キーボード上部側にもスピーカー用のメッシュが加わったことが分かる

 インカメラの物理的なカメラぶた「ThinkShutter(シンクシャッター)」は、2018年(第6世代)モデルに引き続き搭載。2019年モデルでは赤外線カメラ機能をWebカメラに内包することで、全構成でThinkShutterを利用できるようになった。

【修正:1月11日23時】赤外線カメラ搭載構成について、一部説明を修正しました

 本体左側面にはThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子×2、ドッキング端子、USB 3.0端子、HDMI端子とイヤフォンマイク端子を備える。ドッキング端子は隣接するThunderbolt 3端子と合わせて「ThinkPad Ultra Docking Station」と接続するときに用いる他、専用のドングルを介してEthernet接続に使うこともできる。

 本体右側面にはUSB 3.0端子(Powered USB対応)を備える。キーボード上部にもスピーカーを設置した兼ね合いから、電源スイッチは右側面に移動した。

 LTE(モバイルブロードバンド)対応構成では、本体背面にNano SIMスロットを備えている。LTE通信は下り最大1Gbps(理論値:ネットワーク構成による)で通信できる。

側面 左側面(上)と右側面(下)

 ボディーサイズは323(幅)×217(高さ)×14.95(奥行き)mm。

ThinkPad X1 Yoga(第4世代)

 「ThinkPad X1 Yoga」は、画面が360度回転する「Yogaスタイル」を持つ2in1ノートPCのフラグシップモデル。2019年モデルは「第4世代」に相当する。

 第4世代では、ThinkPadとしては初めてアルミニウム製ボディーを採用。カラーも「Iron Gray(アイアングレー)」という従来にはない色味となっている。

ThinkPad X1 Yoga ThinkPad X1 Yoga(第4世代)

 アルミニウムは従来のカーボン素材と同等の強度を確保できるものの、強度と剛性を確保するには若干肉厚にする必要があり、その分重量が増加してしまう問題があったという。そこで本体の角や端部などに工夫を凝らすことで、2018年モデル(第3世代)よりも薄型化・軽量化し本体も少し小型化しつつも、耐落下性能は維持できているという。

 ボディーの薄さは約15.2mm、最軽量構成時の重量は約1.3kgで、先代から約1.85mmの薄型化と約100gの軽量化を果たしている。

ラップトップスタイルヨガスタイル ラップトップスタイル(写真=左)とヨガスタイル(写真=右)
テントスタイルタブレットスタイル テントスタイル(写真=左)とタブレットスタイル(写真=右)

 ディスプレイはマルチタッチ・ペン操作対応の14型IPS液晶で、以下のオプションを選択できる。

  • フルHD・高輝度(400nits)
  • フルHD・高輝度(400nits)・電子プライバシーフィルター付き
  • WQHD
  • 4K(3840×2160ピクセル)・高輝度(500nits)・DisplayHDR 400準拠

 全モデルに付属するデジタイザーペン「ThinkPad Pen Pro」は、書き(描き)味を改善しているという。

 その他の仕様については、X1 Carbon(第7世代)と同様だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう