Lenovoは8月27日(米国東部夏時間)、第10世代Coreプロセッサを搭載する「ThinkPad」を発表した。米国では9月から10月にかけて発売される予定だ。
(今回発表されたモデルの日本発売は未定)
(バッテリー駆動時間は全て「MobileMark 2014 Version 1.5」での計測値)
今回発表されたのは、既存モデルである「ThinkPad X1 Carbon(第7世代)」「ThinkPad X1 Yoga(第4世代)」「ThinkPad T490」「ThinkPad X390」のCPUを変更したモデルと、メインストリーム向けの新モデル「ThinkPad L13」「ThinkPad L13 Yoga」。
ThinkPad X1 Carbon(第7世代)はクラムシェルタイプのフラグシップモデルで、第8世代Coreプロセッサ搭載モデルは6月に発売さればかりだ。
第10世代Coreプロセッサを搭載する構成は、Intelが推進する「Project Athena」に準拠したモデルで、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)への対応や最大18.5時間のバッテリー持ちを実現している。米国では9月に発売される予定で、最小構成時の価格は1479ドル(約15万6600円)となる。
CPUは最大で6コアのものを搭載する。現時点で発表されている第10世代Coreプロセッサのラインアップと照らし合わせると、最大構成ではCore i7-10710U(1.1G〜4.7G/3.9GHz、6コア12スレッド)を搭載できるものと思われる。
その他の主な特徴は、第8世代Coreプロセッサを搭載するモデルとほぼ同様だ。
ThinkPad X1 Yoga(第4世代)は2in1タイプのフラグシップモデルで、ThinkPadとしては初めてボディー全体にアルミニウム素材を採用している。X1 Carbon(第7世代)と同様に、第8世代Coreプロセッサ搭載モデルは6月に発売さればかりだ。
第10世代Coreプロセッサを搭載する構成では、最大で6コアのCPUを搭載できる。バッテリー駆動時間は最大で18.3時間を実現している。米国では9月に発売される予定で、最小構成時の価格は1609ドル(約17万円)となる。
その他の主な特徴は、第8世代Coreプロセッサを搭載するモデルとほぼ同様だ。
ThinkPad T490は14型ディスプレイを搭載するパフォーマンス重視モデル、ThinkPad X390は13.3型のモバイルモデル。いずれも第8世代Coreプロセッサ搭載モデルは3月に発売されている。
第10世代Coreプロセッサを搭載する構成では、最大でCore i7を搭載している。バッテリー駆動時間はT490が最大15時間、X390が最大16.8時間となっている。米国では10月に発売される予定で、最小構成時の価格はT490が1129ドル(約12万円)、X390が1019ドル(約10万8000円)となっている。
その他の主な特徴は、第8世代Coreプロセッサを搭載するモデルとほぼ同様だ。
ThinkPad L13は、13.3型ディスプレイのクラムシェルタイプのメインストリームモデルで、「ThinkPad L390」の後継モデルとなる。
最大で第10世代Core i7プロセッサを搭載可能で、最軽量構成時の重量は約1.4kgとなる。バッテリー駆動時間は最大14時間だ。米国では10月の発売を予定しており、最小構成時の価格は749ドル(約7万9000円)となる。
ThinkPad L13は、13.3型ディスプレイの2in1タイプのメインストリームモデルで、「ThinkPad L390 Yoga」の後継モデルとなる。
最大で第10世代Core i7プロセッサを搭載可能で、最軽量構成時の重量は約1.5kgとなる。バッテリー駆動時間は最大14時間だ。米国では10月の発売を予定しており、最小構成時の価格は919ドル(約9万7000円)となる。
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