Intelは11月20日(米国太平洋時間)、同社のCPUを購入する顧客とパートナー企業に宛てた書簡「Intel Supply Update」を公表した。この書簡はミッシェル・ジョンストン・ホルトハウス副社長の署名付きで出されたもので、CPU供給の遅延について謝罪すると共に、供給体制の強化を図っている旨が記されている。
IntelではPC向けCPUの旺盛な需要に応えるべく、10nmプロセスのCPUの生産を立ち上げる一方で、14nmプロセスのウエハー(チップの基板)の生産能力を向上するべく「記録的な投資」をしたり、自社の生産能力を高めつつ外部のファウンドリーも活用したりして供給状況の改善を図ったという。
これらの取り組みによって、計画では2019年後半(7〜12月)にはCPUの供給量を同年前半(1〜6月)比で「2ケタ増」を図る予定だった。しかし、2019年のPC市場の成長(需要)がIntelやPCメーカーの予測を上回ってしまい、CPUの供給が厳しい状況が続き、結果としてPCの出荷遅延に結び付いているという。
Intelでは、供給を改善すべく飽くなき努力を続けるとしている。
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