Acerは11月12日(米国太平洋時間)、第11世代Core H35プロセッサ、モバイル向けRyzen 5000シリーズプロセッサやモバイル向けGeForce RTX 30シリーズを搭載するノートPCを相次いで発表した。
「Predator Triton 300 SE」は、厚さ17.9mmの薄型ボディーにCore H35プロセッサとGeForce RTX 3060を搭載したことが特徴だ。EMEA(ヨーロッパ/中東/アフリカ地域)では2月、北米では3月に発売を予定しており、最小構成の米国における想定販売価格は1399.99ドル(約14万5000円)となっている。
CPUはモデルによってCore i5-11300H(3.1G〜4.4GHz、4コア8スレッド)、Core i17-11370H(3.3G〜4.8GHz、4コア8スレッド)、Core i7-11375H Special Edition(3.3G〜5GHz、4コア8スレッド)のいずれかを搭載する。CPUとGPUは第3世代の「AeroBladeファン」(デュアルファン)で冷却される。メインメモリはDDR4規格で、最大24GBまで搭載できる。ストレージはPCI Express接続のSSDだ。
ディスプレイはフルHD(1920×1080ピクセル)の14型IPS液晶で、リフレッシュレートは144Hzとなる。キーボードはRGB LEDバックライト付きで、3つのゾーンに分けて光り方をカスタマイズできる。Windows Helloに対応する指紋センサーも備える。
ポート類はThunderbolt 4端子、HDMI出力端子などを装備。ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 8201.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。バッテリー容量は60Whで、駆動時間は最長で14時間(MobileMark 2014による自社測定値)となる。
「Predator Helios 300」では、第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake-H)を搭載するモデルの独立GPUをGeForce RTX 30シリーズに変更したものが投入される。北米やEMEAでは2月に発売する予定で、最小構成の米国における想定販売価格は1399.99ドル(約14万5100円)となる。
CPUはモデルによってCore i5-10300H(2.5G〜4.5GHz、4コア8スレッド)、Core i7-10750H(2.6G〜5GHz、6コア12スレッド)、Core i7-10870H(2.2G〜5GHz、8コア16スレッド)のいずれかを搭載する。GPUはモデルによってGeForce RTX 3060、GeForce RTX 3070、GeForce RTX 3080のいずれかを搭載する。
その他の主な仕様は、過去の記事を参照してほしい。
「Nitro 5」は、AcerにおけるゲーミングノートPCのメインストリームモデルで、CPUをCore H35プロセッサ、独立GPUをGeForce RTX 30シリーズに変更したモデルが投入される。画面サイズは15.6型(AN515-56)と17.3型(AN517-53)の2つを用意し、いずれもEMEAで3月に発売する予定で、最小構成の想定販売価格は999ユーロ(12万6500円)となっている。
ディスプレイはフルHDのIPS液晶で、15.6型と17.3型共にリフレッシュレートは144Hz、遅延は3ms、最大輝度は300ニトである。従来モデルと比較すると、電源入力端子が本体後部に移動し、ゲームの邪魔になりにくくなった。Thunderbolt 4端子も備えている。
Nitro 5には、Ryzen 5000シリーズを搭載する「AMDモデル」も用意される。こちらも15.6型(AN515-45)と17.3型(AN517-41)を取りそろえ、北米やEMEAにおいて2月に販売を開始する予定となっている。最小構成の米国における想定販売価格は、15.6型モデルが749.99ドル(約7万7800円)、17.3型モデルが849.99ドル(約8万8100円)だ。
CPUはモデルによってRyzen 5 5600H(3.2G〜4.2GHz、6コア12スレッド)、Ryzen 7 5800H(3.2G〜4.4GHz、8コア16スレッド)、Ryzen 9 5900HX(3.3G〜4.6GHz、8コア16スレッド)のいずれかを搭載する。GPUはモデルによってGeForce GTX 1650、GeForce RTX 3060、GeForce RTX 3070、GeForce RTX 3080のいずれかを搭載する。メインメモリはDDR4規格で、最大で32GB(16GB×2)まで搭載できる。ストレージは最大2基のM.2 SSD(PCI Express/Serial ATA対応)と1基のHDDに対応する。
ディスプレイは、15.6型と17.3型のいずれも以下のスペックから選択できる。
15.6型ノートPC「Aspire 7」には、Ryzen 5000シリーズを搭載するモデル(A715-42G)が追加される。独立GPUとしてGeForce GTX 1650を搭載する構成も用意しており、EMEAでは2月、北米では3月に販売を開始する予定だ。最小構成の米国における想定販売価格は749.99ドル(約7万7800円)となる。
メインメモリはDDR4規格で、最大32GBまで搭載できる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、最大1TBを搭載する。ディスプレイの解像度はフルHDとなる。
15.6型ノートPC「Aspire 5」にもRyzen 5000シリーズを搭載するモデル(A515-45)が追加される。独立GPUとしてRadeon RX 640を搭載する構成も用意しており、EMEAでは2月、北米では3月に販売を開始する予定だ。最小構成の米国における想定販売価格は549.99ドル(約5万7000円)となる。
メインメモリは最大24GBとなる。ストレージはM.2 SSD(PCI Express接続)またはHDDを搭載可能だ(モデルによっては併載)。ディスプレイの解像度はフルHDとなる。
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