「UQ WiMAX」スタート、ノートPC内蔵型も7月登場

» 2009年02月26日 17時37分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
photo 左から東京三菱UFJ銀行の川西副頭取、京セラの山村副会長、インテルの吉田社長、総務省の石崎副大臣、UQコミュニケーションズの田中社長、KDDIの小野寺社長兼会長、東日本旅客鉄道の椎橋執行役員、大和証券グループ本社の吉留副社長

 モバイルWiMAX(IEEE802.16e)技術を用いる高速モバイルデータ通信サービス「UQ WiMAX」が2月26日に開始。サービスを展開するUQコミュニケーションズのほか、主要株主や総務省の石崎岳副大臣らが集い、UQ WiMAXの開通イベントを行った。

 UQ WiMAXは下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの高速通信と月額4480円(2009年7月1日に商用サービス開始)の定額料金を特徴とするモバイルデータ通信サービス。当初はUSB、PCカード、ExpressCard型の計4機種で、東京23区と神奈川県横浜市と川崎市の一部エリア(2月26日現在)を対象に展開する。サービスエリアは2009年7月に東名阪、2009年度末に政令指定都市まで拡大し、2012年末に人口カバー率90%の実現を計画する。

 UQコミュニケーションズは、サービス開始に合わせて5000人の無料モニターを募集。締め切り時点で約2万人の応募があったという。基地局は2月26日現在、500局を設置した。「事業計画上は約2万局の基地局設置を予定する。現時点ではまだ目標の約2.5%だが、今後、ますます基地局設置加速させ、数年で日本中にWiMAXのエリアができていく──こういった世界を想定している」(UQコミュニケーションズの田中孝司社長)

 開通イベントには総務省の石崎岳副大臣も来場。「総務省が2.5GHz帯を認定し、わずか14カ月しか経っていないが、これほどの短期間でサービス開始にこぎつけた関係者の努力は並大抵のことではない。真のモバイルブロードバンドが、日本で、しかも世界の最先端の技術とレベルでスタートすることは、我々も大変誇りに思う。現在の厳しい経済状況を打開する大きな鍵は、情報通信分野が握っていると思う。日本の市場に大きなインパクトを与え、低迷する経済の中で大きな起爆剤になってほしい」と述べ、政府が考える新たな成長戦略の1つとして、情報通信分野の市場規模を2015年から2020年までに現在の倍の200兆円規模にする計画を示した。

photophoto UQコミュニケーションズの田中孝司社長(左)、総務省の石崎岳副大臣(右)

 今までの携帯キャリアによる3Gデータ通信サービスと少し異なり、モバイルWiMAXは“無線LANの延長”の技術で開発された。やはり当初のUQ WiMAX利用シーンの多くは、ノートPCでの利用を想定する。登壇したインテルの吉田和正社長は「WiMAXモジュールを内蔵した“Centrino 2 プロセッサー・テクノロジー”(以下、Centrino 2)搭載のPCが、(商用サービスが始まる)2009年7月以降には順次発売されるよう、国内外のPCメーカーと協力している」と述べ、無線LANとモバイルWiMAXの両方に対応するコンボモジュール「WiMAX/WiFi Link 5150」「同5350」搭載のノートPCは7月にも登場することを示唆した。

photophoto 当初は、ExpressCard/34タイプの「UD02SS」、PCカードタイプの「UD02NA」、USBタイプの「UD01SS」と「UD01NA」の4機種を投入する
photophoto ノートPC内蔵タイプも2009年7月に登場予定

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月01日 更新
  1. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
  2. 「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由 (2026年09月29日)
  3. KDDI、楽天モバイルへのローミング状況を公開 9月末から大幅減 10月から新たな枠組み (2026年09月30日)
  4. 「iOS 27.0.1」配信開始、iPhone 18 ProのFace IDやカメラの不具合を解消 「iOS 26.7.1」も (2026年09月29日)
  5. Nothingは経営危機なのか 黒住氏は日本撤退を否定、値上げは「モデルチェンジのタイミング」で (2026年09月29日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  8. ドコモが「iPhone 17e」「iPhone 16」を値上げ 17e(256GB)と16(128GB)は残価も増額 (2026年09月30日)
  9. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  10. 「ドコモミリ波イニシアチブ」始動、ミリ波の活用促進やユースケース創出を目指す (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー