Apple、iPhone 4のアンテナ問題は「電波強度表示の誤り」と発表 アップデート実施へ

» 2010年07月03日 09時33分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleは7月2日(現地時間)、iPhone 4の電波受信について寄せられている苦情に対応する声明文を発表した。問題の原因は受信電波強度の目安となる、画面左上に表示するアンテナバーの数の計算式が間違っていたためとし、向こう数週間以内に新たな計算式を含むソフトウェアアップデートを行うという。

bar 電波状況によって左上に表示されるバーの数が増減する

 同社には一部のiPhone 4ユーザーから、アンテナバーの数が急に4〜5本減るという苦情が寄せられているが、同社はその対処法としてユーザーに対し、電波を受信するアンテナ部分である側面左下の切れ目を覆わないように持つか、別売りのバンパーケースを購入するよう勧めている。

 今回のアップデートはiPhoneの受信能力を高めるものではなく、電波強度の表示をより正確にするというものだ。

 Appleは「どんな端末でも持ち方によってバーの数は減る」とした上で、アンテナ部分を覆っただけでバーが4〜5本も減るのは異常だと認めている。この問題を調査したところ、“驚いたことに”表示するバーの数を決める計算式が完全に間違っていたことが判明したという。このバグのせいで実際の電波強度よりも多くバーが表示されており、電波の弱いエリアではアンテナを覆っただけで急にバーが減る現象が起きたとしている。

 この問題に対処するため、米AT&Tの最新の計算式を採用する。実際の電波強度は変わらないが、ユーザーは正確な電波状況を把握できるようになるとしている。また、左端3本のバーを従来より長くすることで、見やすくする。

 この計算式のバグは初代iPhoneからあったものであるため、ソフトウェアアップデートはiPhone 3GSおよびiPhone 3Gに対しても実施する。

 なお、Appleはこの発表文を「ご購入いただいた製品にご満足いただけなかった場合、ご購入日から30日以内に損傷のない状態でご返品いただけば、ご購入時のお支払い方法に基づいて返金いたします」という文と、「あなたがiPhone 4をわたしたち同様愛してくれることを望んでいます。あなたの忍耐と支援に感謝します」という文で締めくくっている。

 Appleはこの問題をめぐって現在複数の訴訟を起こされている。

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