調査リポート
» 2010年11月29日 17時39分 UPDATE

調査リポート:大学内の電波状況、就活に影響も

HRソリューションズが、就活中の大学生を対象とした携帯電話の利用実態調査を実施。4割超が「校内の電波状況が悪くて説明会の予約を逃したことがある」と回答するなど、電波状況が就活に影響していることが分かった。

[ITmedia]

 HRソリューションズは、就職活動中の大学生を対象とした携帯電話の利用実態調査を実施し、その結果を発表した。携帯電話は就職活動に欠かせないツールとなっており、大学構内の電波状況が就職活動に影響する場合もあることが分かった。

 同調査によれば、「就職活動に携帯電話(スマートフォンも含む)が必要だと思うか」という質問に対して、「とてもそう思う」が70.7%、「そう思う」が24.3%と、合わせて95%の学生が「就職活動に携帯が必要」と回答している。

 就職活動で、携帯インターネットをどの程度利用したかについては、「毎日、携帯を就活に利用」という回答が合計89.3%となった。利用頻度は「1日に1〜5回程度」が36.3%で最多。以下「1日に6〜10回程度」が28.4%、「1日11回以上」が24.6%と続いている。

 就活中の具体的な利用シーンについては、「会社説明会の予約」を挙げる学生が92.5%で最多となり、第2位の「面接・先行の予約」に15ポイントの差をつけた。携帯電話やスマートフォンで頻繁に説明会情報をチェックしなければ、説明会の予約さえできないという厳しい状況になっている模様だ。

 校内の携帯電波の状況が悪いため、実際に説明会の予約を逃したことがあるかどうかを聞くと、44.4%が「ある」と回答。大学内の電波状況が、就職活動に何らかの影響を及ぼすことが分かった。「電波がつながらないことがある」と回答した学生を対象に、さらに「携帯電話の電波状況が悪いと就職活動に不利だと思いますか」という質問をしたところ、68.1%が「不利だと思う」と回答いている。具体的には「会社説明会の予約ができない」点が不利であるという回答が、76.6%と2位の「Webサイトを閲覧できない」(56.9%)、3位の「エントリーした会社の面接予約ができない」(45.8%)などの回答を大きく引き離した。

 モバイルインターネットの接続状況については、「快適に接続できる」という回答が56.5%、「時間・場所によってはつながらない」が41.4%、「つながらない」が2%となった。校内でのモバイルインターネット接続環境の満足度については「やや満足」が最も多く48.8%、「とても満足」が19.3%、「どちらともいえない」が19.2%となった。大学内では回線はつながるものの、接続の品質については不満があるといえそうだ。

 無線LANの利用については、「接続できるか分からない」が39.3%、「よく利用している」「やや利用している」が合わせて20.4%となるなど浸透度が低い状況だが、「とても利用したい」「やや利用したい」という回答が合わせて87.3%に達するなど、利用意向は高いことが分かった。

 なお、就職活動で携帯電話、スマートフォンを利用する場合、どこで使うことが多いかを複数回答形式で聞くと、「通学や移動中」が89.9%、次いで「学校の休憩時間」が84.8%となった。他方、「自宅の自室内」は58.2%にとどまっており、外出先では携帯、自宅ではPCと使い分けて就職活動を行う様子がうかがえる。

 また学校内で就活を行う際、携帯電話、スマートフォンを利用する頻度がもっとも高い場所は、「教室」が最多で84.3%。「休憩中に教室で携帯を使って就職活動を行う」という利用方法が一番多いようだ。


 同調査は11月13日から同15日まで、2011年春卒業予定の大学4年生および大学院1、2年生のうち就職活動を行った男女を対象に行ったもので、有効回答数は1031人。

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