バーコードリーダーで読み取った在庫データを、スマートデバイス経由でクラウドサーバにリアルタイム送信――。UNSが、スマートデバイスを活用したSaaS型在庫管理システム「バーコードストック」の販売を開始した。
自前のサーバや運用スタッフを用意することなく導入できるSaaS型サービスとして提供することで、初期費用10万9000円、月額利用料1万円からという安価な価格を実現。バーコードリーダーで読み取ったデータをリアルタイムにサーバに送信できるのも特徴の1つで、さまざまな拠点から、いつも最新の在庫状況を確認できる。
バーコードストックを利用した在庫チェックは、Bluetooth対応のバーコードリーダーとタブレット端末(スマートフォンにも対応)、インターネット環境があれば導入できる。タブレット端末のWebブラウザでバーコードストックのデータ入力サイトにアクセスし、バーコードリーダーで商品情報を読み取ると、データがサイトに自動で入力される。入力されたデータはインターネット経由でリアルタイムに送信されるため、サーバ側には常に最新の在庫データが保存される。
複数の店舗や倉庫の在庫管理に対応し、商品データはCSV形式でのインポートが可能。データ通信時のセキュリティには、256ビットSSLの暗号化通信(COMODO)を採用している。
月額利用料は商品の登録数に応じて異なり、99点までなら月額1万円で利用できる。
小売店などでの利用を想定しており、サービスは入庫と出庫、棚卸しに対応。同社では、これまでコストの高さから導入に踏み切れなかった小売店舗に訴求したいとしている。
同システムで動作確認済みのスマートデバイスは、NTTドコモの「GALAXY Tab S-01C」、ソフトバンクモバイルの「iPhone」「iPad」。なお、導入後のバージョンアップは無料で提供される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.