スマートフォンを活用したタクシー配車管理システムを導入したフジタクシーグループが、昨年対比30%超の配車回数の増加を実現するとともに、3月には1日あたりの配車回数が過去最高に達したと発表した。
同社は2011年11月から、タクシー無線の代わりにスマートフォンを利用する配車管理システム「SMART」を導入。SMARTを搭載したAndroid端末「SoftBank X02T」をタクシーに配備したところ、従来の配車業務と比べて配車時間が最大約10分の1に短縮されたほか、混雑時などの配車不能が解消されるなど、業務効率の改善がみられたという。
さらに、スマートフォンのGPSを通じて配車センターのシステム側で車両の位置や実車/空車の状況が分かるようになったことから、利用者に最も近い車両の配車が可能になり、迎車注文が増えるという効果もあったとしている。
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