ニュース
» 2012年08月02日 20時47分 UPDATE

海外モバイルニュースピックアップ:「自転車にひかれた」「噴水に落ちた」――ケータイの“ながら操作”は危険がいっぱい

海外のモバイル系ニュースを短信でお伝えします。今日のトピックは、危険なケータイの“ながら操作”、アイブ氏が語るiPhone開発の思い出、自分と似た体型のオリンピアンを探せるサービス など。

[中野恵美子,ITmedia]

「自転車にひかれた」「噴水に落ちた」――ケータイの“ながら操作”は危険がいっぱい

 以前、歩きながらケータイを操作していたことが原因で、クマに遭遇したり穴に落ちたりしたという事例をご紹介したことがあるが、米国でも電子機器の“ながら操作”を危険視する声が高まっているようだ

 米国の消費者製品安全委員会が、100カ所の病院から受けとったデータによると、昨年、米国ではおよそ1152人が歩行中に電子機器を使用したことが原因で、病院に緊急搬送される事態におちいったそうだ。

 とはいえ、「けがをした際に携帯機器を使っていた」と患者が言わなかったり、言ったとしても医師や看護師がその情報を報告していない場合もあるため、実際の数はもっと多いものと推測されている。

 ここで言う「携帯機器」には、スマートフォンのほかゲーム機器なども含まれ、紹介されている事例には、「メールや通話をしながら歩いていたら溝に落ちた」「電柱に激突した」「歩道の縁石から落っこちて倒れた」「自転車にひかれた」といったものが多い。中には、ショッピングセンターでメールしながら歩いていた女性が、巨大な噴水に落っこちたという恥ずかしい事例もある。

 通話とメールのどちらが危険なのかは、ニューヨークのストーニーブルック大学の研究者たちによる実験結果が示している。携帯電話で通話やメールをしながら、部屋を横切って床にテープを貼って表示した目標地点まで歩いてもらったところ、目的地からそれる割合は文字入力を行ったグループの方がはるかに高かった。

 また、通話もメールも、何もしない時よりも歩くのが遅くなる傾向があり、研究を主導したEric Lamberg准教授は、歩行中の電子機器操作が安全に影響することを、利用者はよく認識すべきだと警告している。

iPhoneの開発、何度も頓挫しそうになった――Appleのジョナサン・アイブ氏

 月曜に開催されたBritish Businessカンファレンスで、iPhoneの開発は何度も頓挫しそうになったとジョナサン・アイブ氏が語った

 解決できそうもない基本的な問題があると考え、iPhoneを棚上げしそうになったという。例えば初期のプロトタイプでは、端末を耳に当てると耳が画面に当たってダイヤルしてしまうといった問題があり、これを解決するに、あらゆるタイプの耳やアゴの形、肌の色、ヘアスタイルを感知する必要があった――という具合だ。

 とはいえ、このような数々の問題を克服し、Appleは2007年にiPhoneをリリース。現在までにおよそ2億5000万台を販売している。

 またアイブ氏は、Appleではこれまでにいくつもの製品が廃案になったと語った。Appleが少数の製品しか製造していないのは、しっかりと管理できるだけの量にとどめておきたいと考えているからであり、Apple製品であるということが、細心の注意が払われている証なのだという。さらにAppleの目標は収益を上げることではなく、素晴らしい製品を生み出すことだとも語った。

iPadがミニ・スタジオに変身――楽器アプリ「Rockmate」

 iPadをミニ・スタジオに変身させるFingerlabの楽器アプリ「Rockmate」が登場した

 2本のギター、ドラム、キーボードが1つの画面に同居しており、4人のメンバーで同時に演奏できるのが楽しい。App Storeからダウンロード可能。価格は250円。

自分と似た体型のオリンピアンを探せるサービス、BBCが提供

 モバイルとは関係ないが、BBCが自分の身体をオリンピック選手と比較できるサービスを提供している

 身長と体重を入力すると、最も小柄な体操の寺本明日香選手から、最も大柄なバスケットボールのZhaoxu Zhang選手まで、すべてのアスリートたちのデータと比較され、体型的に誰に一番近いかが表示される。また結果が表示される分布図をクリックしても、その分布点に位置する選手の情報を得られる。

Apple対Samsungの特許訴訟、泥沼に――その1

 SamsungがAppleの特許を侵害しているとする訴訟で、Appleの弁護士Harold McElhinny氏が冒頭陳述で、Samsungの上層部はiPhoneの「すべての要素」をコピーする決断をしたと主張した

 Samsungの文書から、2007年にiPhoneが発表された直後に同社がこうした決断を行い、そのコピーは意図的なものだったことが分かると、陪審員に語った。また2006年からのSamsungの端末をスライドで示し、2010年のスマートフォンとそれらを比較した上で、これらの古い端末からSamsungがどのように移行したのかが問題だと主張している。

Apple対Samsungの特許訴訟、泥沼に――その2

 Apple対Samsungの裁判で、Samsungが裁判に持ち込もうとして却下された証拠をメディアに流したため、Lucy Koh判事の怒りを買っている

 同社はiPhoneが発表される以前に開発されていた「F700」や、Appleがソニーのようなスタイルのデザインを目指していていたことを示すAppleの内部メールを、陪審に示そうと試みていたが、こうした情報を裁判に持ち込むことは却下されていた。

 この件で同社はすでに、証拠を却下する裁定に不服を申し立てているものの、Appleが冒頭陳述で示したSamsungの端末のスライドにF700が含まれていたところから、法廷でも再考を求めた。Lucy Koh判事はこれを却下。ところがその後Samsungは、証拠として採用されなかったF700の開発に関するスライドと、「ソニー風」のプロトタイプとを、同社がiPhoneのデザインをコピーしていない証拠としてメディアに流してしまった。

 Samsungの声明とスライドの画像はあちこちのサイトで広まったが、Koh判事はこれを知ると(法廷にいたThe Vergeのレポーターによれば)顔色を変えて激怒したという。判事はSamsung側の弁護士John Quinnがこの件にどう関わっているかの供述と、誰の命令によるものかの説明を求めている。

五輪開会式中に使われたコミュニケーションツール、Twitterがトップに

 オリンピックの開会式に関するオンライン上のコミュニケーションは、97%という高い割合でTwitterに人気が集中したそうだ

 英国のデジタル・マーケティングエージェンシーのiProspectなどが開会式中、Twitter、Facebook、YouTube、ブログやフォーラムなどをモニターしたところ、Twitterが圧勝。またすべてのソーシャルメディアで、60%が開会式についてポジティブな内容を語っており、ネガティブな発言は14%にとどまった。

 セレモニーに関するツイートの58%は英国ユーザーのもので、22%が米国、残りが世界各国のユーザーによるものだった。なおTwitterによれば、開会式でもっともツイートされたトピックはミスター・ビーンことローワン・アトキンソン氏の登場だった。

ロムニー氏、大統領選に向けたスマホアプリをリリース

 オバマ大統領が大統領選に向けたアプリをリリースしたことをご紹介したが、ライバルのミット・ロムニー氏も新しいモバイルアプリ「Mitt's VP」を発表した

 このアプリは、ロムニー氏陣営の副大統領候補を発表するための「公式チャネル」だそうだが、特にこのアプリを通じなくても情報はすぐに広まるような気がしないでもない。

 ところで、モバイルアプリの恥ずかしいスペルミスで知られるロムニー氏が、またもや滑稽な事件でその名が挙がってしまった。

 Lowell Turpinというテネシー州の男性が、恋人のFacebookページに見知らぬ男性の写真を見つけ、嫉妬に駆られて問い詰めた。彼女は「ミット・ロムニー」と答え、事実そうだったのだが、この男性の怒りは収まらず、彼女のラップトップを壁に叩きつけた。ガールフレンドはそれを阻止しようとして手に怪我をしたほか、その後、この男性に顔を殴られたという。ロムニー氏の責任ではないが、その爽やかすぎる笑顔の罪、というところだろうか。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.