注目のスマートウォッチ市場、2013年に50%増の成長見込み調査リポート

» 2013年02月14日 17時07分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 AppleがiOSベースのスマートウォッチを開発中という噂が流れる中、ABI Researchによるとスマートウォッチなどのウェアラブル端末は2013年に大きな成長が見込まれるという。GPS機能を備えたフィットネスウォッチ市場の成長は50%増と予想している。

 ABI Researchの最新レポートによると、GPSを搭載したランニング用、フィットネス用腕時計は2012年に低価格化が進み、2013年には低価格帯の製品が多くを占めるという。ABIは2011年末に発表されたMotorola Mobility(Google)の「MOTOACTIVE」を例に挙げ、便利な機能を備えた適切な価格のフィットネスウォッチに大きな需要があると指摘している。GPSチップセットの出荷動向から、2013年には腕時計メーカー、フィットネスアパレル、端末メーカーらが新製品を投入すると予想。こうした背景から同市場は2013年には、2012年の50%増となる10億7000万ドルに達すると見込む。

 Motorolaのような大手メーカーだけではなく、I'mの「I'm Here」、Bia Sport、Kickstarで調達プロジェクトを開始したLeikrなど、ベンチャー企業も重要な役割を担うという。また、ユーザーはすでにある程度のフィットネスデータを持っていることから、メーカーが製品を展開するにあたってはアプリ側と協力することも不可欠だと助言している。

 なお、ABIのアナリストは、もしAppleがGPS搭載型のスマートウォッチを2013年に投入した場合、2013年のGPS搭載スマートウォッチ市場は予想の倍になると述べている。

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