東京ラーメンストリートに初出店した熊本「天外天」 社長がこだわる「食のブランド」とはアルバイトから社長に(5/5 ページ)

» 2021年12月28日 11時30分 公開
[河嶌太郎ITmedia]
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売り上げは半減

――売り上げはコロナ前と比較してどうでしたか。

 半分近くにはなりましたね。特に本店が夜だけの営業で成り立っていたので、ここが壊滅的でした。ただ、熊本駅の店舗もあったので、ここの昼間の売り上げに助けられた部分が大きかったです。特に去年は熊本駅で工事をしていたので、その工事関係者の方々に助けられた部分もありましたね。

――東京駅店が軌道に乗れば、ここで得た経験やスキルを生かして店舗数を拡大していく考えはありますか。

 天外天というお店は熊本にあってこそ光るものがあると思うので、あまり外に出ることを自分はよしと思ってないです。希少性も大事ですし、あそこに行かないと食べられないお店の方が自分は好きなので。

 山奥のそば店に車でわざわざ食べに行くような感覚は大事にしたいですね。ただ、これはあくまで僕のこだわりなので、将来いまうちにいるスタッフが「外でやりたい」って言えばそれは止められないですけどね。

――熊本ならではのお店、というブランドも大事ですものね。

 増やすとしても、熊本県内か九州圏内、博多ぐらいまでを考えています。本州から来られるお客さんでも、博多までは来ても熊本まで来られる方はなかなかいないので、博多ぐらいまでだったらありかなとは考えています。ただ、関東圏や本州まで出ていくつもりは全くございません。自分はやっぱり、熊本に来たら「あそこだよね」って言われるお店になったらいいなとは思いますね。

チャーシュー飯
辛口天外天ラーメン
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