出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届けする週刊連載。先週は、eBook USERでも折に触れて動向を紹介している出版者への著作隣接権付与に関する法案を次期通常国会に上程予定であることなどが注目されました。
「第5回印刷文化・電子文化の基盤整備に関する勉強会」(座長・中川正春衆議院議員)は、これまでの議論の中間まとめを発表、著作隣接権として位置付ける「出版者への権利付与」の国会への法案提出を決めた。遅くとも、来年の通常国会に法案を提出する。
7月以降、権利付与に関する公開討論会を行う予定。勉強会に参加する肥田美代子氏は「作家や国民の理解を深めたい」と話している。
6月28日、1980円の通常版と3万円の限定パッケージを用意して女性誌「Richesse」(リシェス)を創刊した。表紙は「鏡」。アクリル板を中央に配置し、手にとった読者が?表紙モデル?となる仕掛けを施した。ターゲットはハイレベルなものを求める世帯年収2000万円、資産1億円以上の女性だという。
3万円のスペシャル版には、GUCCIとコラボし、同ブランドのロゴをあしらった「象彦」特製の菓子器をパッケージした。
次号は11月28日発売、来年は年4回発行予定。発行部数は4万部、B4変型、約400ページ。雑誌名の「Richesse」は、フランス語で「富」の意。
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