麻倉氏: これまでは据置型プレイヤーとテレビのデジタル接続はHDMIで、ポータブル機器とテレビの間はMHLというすみ分けでしたが、今後は逆転しそうです。8K信号が通るインタフェースとして新たに「SuperMHL」が登場しました。
――なぜHDMIではなかったのですか?
麻倉氏: 日本メーカーでは2016年の春には8Kテレビを出したいと考えています。そうすると、遅くとも今年の秋には設計を開始しなければなりませんが、これまで8Kの通るインタフェースが存在しませんでした。また、HDMIアライアンスは大所帯すぎて意見がまとまらない可能性が高い。そのため、急きょ作った8K向けの新しいインタフェースがSuper MHLです。MHLは、ノキア、サムスン、シリコンイメージ、ソニー、東芝の5社だけで決められるので話が早いのです。
麻倉氏: HDMIとMHL、まるで親戚同士の争いのようですが、8K時代にどちらが主役を担うか、見どころの1つになりそうですね。
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