“ソニーならでは”が詰まったスマートスピーカー「LF-S50G」
ソニーが同社初となるGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカー、「LF-S50G」をお披露目した。展示ブースを訪ね、開発担当者にその中身について詳しく話を聞いた。
まずは発売計画について。本機は国内導入が検討されているモデルになるが、時期や価格は未定だ。ヨーロッパでは唯一イギリスでの発売時期が12月と発表されているが、ドイツ・フランスは時期未定。価格はイギリスが200ポンド、ドイツとフランスが230ユーロ。日本円に換算するとようど3万円前後になりそうだ。
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ブルーの3色。コンパクトで軽快なデザインになりそうだ。Wi-Fiでインターネットにつないだり、コーデックはSBCになるがBluetoothでスマホにつないで、スマホに保存した音楽や、本機で直接受けられないApple Musicなどの音楽配信コンテンツを聞くことができる。
内部のスピーカー構造だが、上側下向きにサブウーファーを配置して、反対に下側上向きにフルレンジユニットを向かい合わせに置き、間にディフューザーを置いて、ユニットから出力された音を360度方向に拡散する。「シビアな音楽リスニングはもちろん、BGMとして室内に広がった音楽をゆったりと楽しむスタイルにも最適なワイヤレススピーカーです」と語るのは、ソニービデオ&サウンドプロダクツで本機の開発に携わった山崎達也氏だ。
マイクは本体の天面に2基搭載する。音声認識による操作だけでなく、天面に静電容量方式のタッチセンサーを搭載し、指先を1cmほど離して表面をなぞるように操作するだけで音楽再生が行えるようにしたところも本機の革新的な点。タッチセンサーに円を描くようになぞるとボリュームのアップダウン、手をかざして左右方向にスワイプすると曲送り、上方向へのスワイプで再生/一時停止、さらには下方向へのスワイプでGoogleアシスタントが起動する。本体の前面には見やすい時計表示を乗せているので、わざわざ「Ok,Google」で起動して、いまの時刻をスピーカーに聞く手間が省ける。
本体はIPX3相当の防滴仕様なので、キッチンに置いて水仕事をしながらでも安心して音楽がたのしめる。調理器具で手が離せない時こそ音声操作が活躍する。
会場では音声でスマートスピーカーを起動して、好みの音楽をGoogle Playミュージックで再生したり、スピーカーと連動するAndroid TV搭載のブラビアでYouTubeの動画を再生するデモンストレーションなども行われていた。欧州発売予定の製品については、音楽配信サービスはSpotifyやGoogle Playミュージックへの対応を予定。DEEZERにも発売後対応を予定するほか、無料版Spotifyとの連携もグーグルの方で準備が整えば可能になりそうだ。
山崎氏は、GoogleのAIアシスタントを中心としたプラットフォームと連携できることで、例えば同社のAndroid TVやChromecast built-in対応のオーディオ機器と一緒に使うことで生まれる付加価値を提案したいと語る。Google Homeスピーカーも含めたマルチルーム再生環境も手軽に構築できそうだ。
今年のIFAではパナソニックやオンキヨーもAIアシスタント搭載のスピーカーを発表するなど注目を集めている。その中でもソニーのLF-S50Gは機能、デザインともに最も洗練された、強く印象に残るプロダクトの1つとして存在感を示していた。
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