“骨”から聞く携帯「TS41」は“コツ”がいる?(2/2 ページ)

» 2004年01月15日 17時51分 公開
[斎藤健二,ITmedia]
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 実はゲームセンターや駅ホームなどの騒がしい場所では、普通の携帯電話(ドコモのSO505iSやKDDIのA5403CA)での通話はかなり厳しかった。ところが、TS41は骨伝導を使わなくともかなり聞き取れる。

 つまり印象としては、ほかの携帯<TS41の骨伝導<TS41の通常スピーカー という順で聞き取りやすくなる。もちろん、状況によっては通常スピーカーよりも骨伝導のほうがクリアだ。

 ちなみに、着信メロディの音量もかなりクリアで大きい。上記の騒音の激しい場所でも、着信音は明瞭に聞き取れた。「音を極めている」というツーカーの説明は、通話に限らない。

 特に都心では、電波の混雑率が低く、「よくつながって音がいい」と評判なのがツーカー。「通話にこだわる」ことを自認し、カメラやアプリケーションよりも通話への特化を目指してきた同社だが、TS41の登場によって、やっとそれを具現化できたといえる。

 TS41は、ツーカーのシンプル=通話重視の戦略において、重要なマイルストーンであると共に、戦略の試金石だともいえるだろう。

完成度高い「シンプルメニュー」

 TS41は、液晶が鏡に早変わりするミラーディスプレイ端末「TS31」の後継機(2003年4月の記事参照)だが、ソフト面で大きくアップデートされた点がある。

 巨大なフォントを使った「シンプルメニュー」が用意されていることだ。メニューをアイコンではなく大きな文字で表示するスタイルは、ドコモの「らくらくホン」を思い出させるメニュー構成。よく使う機能のみを表示するほか、分かりやすい「言葉」で内容を説明してくれる。例えば「着信音パターン」は「電話の音」に、メールの「新規作成」は「メールを作る」にと、言葉で表現されている。

 これが“ちょっとメニューを絞って文字を大きくしただけ”の機能ではないのは、細かなところから分かる。例えば、シンプルメニューにすると電波状態やバッテリーの表示、ソフトキー表示も大きくなるほか、出荷時のデフォルトはシンプルメニューだ。

左がシンプルメニュー、右が通常のメニュー。[*]ボタンの長押しで切り替えられる。電池残量やアンテナマーク、ソフトキーのガイダンス表示まで大きくなっているのが分かる

 らくらくホンとは違い(ドコモは否定するが)、TS41のボディデザイン自体は特に高齢者を意識したものではないし、シンプルメニューの使い勝手は良好。音も聞き取りやすいとあって、携帯に多くの機能を求めない層には特にお勧めできる端末に仕上がっている。操作系の難点は、少々キー入力に対するレスポンスが悪いこと。文字入力時はいいのだが、待受画面に前後した操作への反応がどうも鈍い。この点は注意が必要だ。

かな漢字変換機能も「Advanced Wnn」に進化した。メールボタンを押すと、記号、絵文字、顔文字が一覧が表示される。「TS31」「TT31」「TT32」などでおなじみの「マイメンバー」機能も健在

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