ハイセンスなカジュアルケータイ〜開発者に聞く「V302T」(2/2 ページ)

» 2004年02月27日 23時00分 公開
[後藤祥子,ITmedia]
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気持ちよく使ってもらうための機能強化

 エントリー向けということもあって、機能強化もメール機能が中心だ。

 日本語入力システムは、フレーズ予測機能を備えた「モバイルルポ」の最新版が搭載された。一度確定したフレーズを学習し、次の入力時に優先表示される仕組みだ。使えば使うほど、ユーザーの変換パターンを覚えていくので「1週間も使えば辞書が鍛えられて、自分色に染まってくる」(東氏)。

 日本語入力システムの中には、最初から変換候補がたくさん出てきて選べるものも多いが、モバイルルポの設計思想はそれとは異なるという。「一人の日本語のボキャブラリーは数千語レベル。いくら辞書にたくさんの言葉が入っていて候補として出てきても、使わないものは邪魔なだけ。モバイルルポは、最初に出てくる候補は少ないが、使えば使うほど便利になる」(東氏)

 ほかにも、よく使う記号や絵文字の候補が上に表示されたり、連続入力に対応したりと、細かい部分のブラッシュアップが図られている。

 チャットのようなインタフェースでメールをやり取りできる「なかよしメール」や(左、左中)、絵文字の連続入力機能に対応(右)。「おしゃべり目覚まし」も、新機能の一つだ。アラーム音の合間に音声で時刻が読み上げられるので、スヌーズに設定したときでも、音が鳴るたびに時間を把握できる。「遅刻防止に役立ちます」(東氏)
背面液晶用のアプリは5種類プリセットされる

機能が難しくなっても、使いやすいケータイを

 東芝端末といえば、「V301T」(2003年10月の記事参照)のリミットモードや、「J-T010」(2003年7月の記事参照)のポケットデータベース、辞書機能など(2003年7月の記事参照)、ユニークな付加機能が多いことで有名だ。

 端末開発に当たっては、使いやすさと「買ってよかった」と思ってもらえる楽しさを重要視していると東氏。「例えば携帯電話を持つきっかけは、緊急用で渡された──というものかもしれない。ただここで、誰でも使えるシンプルモード2のようなインタフェースであれば、『ちょっとメールを使ってみようかしら』と思うかもしれない。それが面白ければ、『写メール、試してみようかしら』というようになる」

 「ある決まったものを押し付けるのではなく、何かのきっかけで買っていただいたときに、『買ってよかった』と思ってほしいし、使い続けてほしい」という考え方が、他の端末とはちょっと違ったユニークな付加機能につながっているようだ。

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