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「PayPayカード ゴールド」の特典変更は改悪? 損益分岐点を計算、年間100万〜220万円利用ならお得に

» 2026年04月28日 19時37分 公開
[田中聡ITmedia]

 2026年6月2日から、「PayPayカード ゴールド」の特典が変更される。

 最も大きな変更点は、PayPayカード ゴールドを利用した際の+0.5%還元の特典が廃止されることだ。代わりに、PayPayカード ゴールドで1年間に100万円以上を決済すると、年会費1万1000円分に相当する、PayPayポイント1万1000ポイントを付与する特典が新設された。

PayPayカード ゴールド
PayPayカード ゴールド PayPayカード ゴールドの特典が変わり、6月2日から+0.5%還元がなくなる

 PayPayカード ゴールドの年会費が実質無料になる特典だが、還元率が0.5%下がるので、決済金額によっては改悪となる。では、どんなユーザーが得になり、損になるのかを見ていこう。

年間で100万円の決済が大前提 対象外の決済もあるので注意

 まず、当然の話になるが、PayPayカード ゴールドで年間100万円以上決済をしていない人は、還元率が0.5%下がり、1万1000ポイント還元も受けられなくなるので、損をすることになる。1カ月あたり8万3333円なので、PayPayカード ゴールドのユーザーは、1年間の決済金額を確認しておきたい。

 なお、特典のカウント対象となる金額は、対象外のものがあるので注意したい。

 具体的には、PayPay残高や交通系ICサービスへのチャージ、ETCカード年会費、ソフトバンク、Y!mobile、LINEMOの通信料、PayPay請求書払いなどが対象外となる。これまで、全ての決済金額が100万円付近の人は、対象決済で100万円を達成するようにしたい。

 といっても、どれだけ年間100万円に近づいているのかを逐一計算するのは手間がかかる、そこでPayPayカードは6月1日以降、年間利用特典が適用開始されたユーザーに対し、会員メニューの「ポイントを貯める・使う」から遷移できる「ポイント」ページに、対象期間中の合計利用金額と100万円までの達成状況を確認できる画面を公開する予定だ。

損益分岐点は「220万円」 ヘビーユーザーほど損に

 では、年間100万円以上決済している場合はどうか。ここでは、+0.5%の還元で1万1000ポイントを受けるには、いくら使う必要があるのかを計算すればよい。

  • 1万1000円÷0.5%=220万円

 となるので、年間で220万円決済すると、1万1000ポイントを獲得できる。ここまではイーブンなので、年間で220万円を超える買い物をする人は、新特典では損をする計算になる。

 それよりさらに上の金額になると、現在は年間300万円の決済で1万5000ポイント、年間400万円の決済で2万ポイントが追加で還元される計算になるため、決済金額が大きかった人ほど損になる。

 では、決済金額が年間220万円を下回る場合はどうか。新特典の基準である年間100万円の決済の場合、現行の特典でたまるのは5000ポイントなので、年会費相当の1万1000ポイントには届かない。しかし、新特典では追加で6000ポイントが還元されるため、よりお得になる。

 PayPayカード ゴールドの使用状況ごとにまとめると、以下の通りになる。

  • 年間の決済金額が100万円未満→現特典の方がお得
  • 年間の決済金額が100万円〜220万円未満→新特典の方がお得
  • 年間の決済金額が220万円超え→現特典の方がお得

 ざっくりいうと、PayPayカード ゴールドでの支払いが少ない人、多くなる人ほど損をする可能性が高い。特にヘビーユーザーほど損をしてしまうので、年間の決済額が200万円、300万円などのユーザーを対象にした、よりグレードの高い特典も欲しいところだ。

PayPayカード ゴールド PayPayカード ゴールド新旧特典の損益分岐点

 ゴールドのさらに上の、プラチナカードの提供も期待されるが、4月10日の料金プラン発表会で、ソフトバンク 専務執行役員の寺尾洋幸氏は「還元の上限金額以上使う人については、PayPayとも相談しながら、どういう人がプラチナカードを持つのかを含めて議論していきたいが、現時点では議論していない」と話す。現時点ではプラチナカード提供の予定はないようだが、今後の拡充に期待したい。

PayPayカード ゴールド 寺尾氏は、プラチナカードの検討はこれからである旨を言及する

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