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ソフトバンクユーザーが「PayPayカード ゴールド」を利用すべき3つの理由スマホ決済のお得な活用術

» 2022年12月18日 13時00分 公開
[綿谷禎子ITmedia]

 PayPayのクレジットカード「PayPayカード(旧ヤフーカード)」にはこれまでゴールドカードはなかったが、新たに「PayPayカード ゴールド」が登場。2022年11月24日から申込みを開始した。

PayPayカード ゴールド
PayPayカード ゴールド 「PayPayカード ゴールド」。入会には審査が必要になる

 年会費は1万1000円(税込み)。国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBが選べ、各社のタッチ決済(非接触型カード決済)にも対応している。スッキリした見た目のナンバーレスカードで、カード番号や利用明細などは「PayPay」アプリで確認できる仕組みだ。

 このPayPayカード ゴールドの登場で、ソフトバンクユーザーにも他キャリアのゴールドガードと同様のサービスが提供されることになった。詳しく説明していこう。

メリット1:スマホやケータイの利用料金に対して10%のポイント付与

 ドコモやKDDIが提供するゴールドカードを契約する大きなメリットは、スマホやケータイの利用料金に対して10%のポイント付与があること。PayPayカード ゴールドでも同様に、スマホやケータイの利用料金1000円(税別)ごとに10%となる100ポイントが付与される。

PayPayカード ゴールド Y!mobileユーザーにもメリットあり。「SoftBank 光」や「おうちでんき」などの利用でもポイントが多くつく

 ここで注意したいのが、10%のポイント付与の対象となるのは、基本使用料や通話料と通信料から、各種割引サービスが差し引かれた利用金額であること。端末代金や機器代金、オプション料金、事務手数料などはポイント対象外なので注意したい。

 例えば、ソフトバンクの「メリハリ無制限」プランの場合、月額6580円(税込み7238円)で毎月600ポイントが得られる。ただ、「新みんな家族割」や「おうち割光セット」などが適用している場合は割引後の月額4480円(税込4928円)に対してポイントがつき、毎月400ポイントになる。

 毎月600ポイントが得られるなら、年間では7200ポイントとなり、PayPayカード ゴールドの年会費1万1000円(税込)がまあまあペイできるイメージ。なお、付与されるのはソフトバンクポイントなので、PayPayポイントに交換したい場合には、最初に「My SoftBank」で自動交換の設定を行っておく必要がある。

メリット2:ポイント付与率が1.5%、PayPayでは最大2%に!

 PayPayカード ゴールドのポイント付与率は基本1.5%。他キャリアのゴールドカードが基本1%なので、よりお得度が高いカードといえる。

 PayPayの決済に関しては、ポイント還元プログラムの「PayPay STEP」の条件を達成することでポイント付与率が変わる。ただ、PayPayカード ゴールド利用者は「PayPayあと払い」で決済することで、さらにポイントが0.5%上乗せされる。

 PayPay STEPは2022年12月から条件が変更になった。新しい条件は、「PayPayあと払い」の支払いで1.0%付与、300円以上の支払い30回以上&10万円以上の利用で+0.5%だ。これにPayPayカード ゴールドの特典として+0.5%になり、PayPayの支払いで最大2%のポイントが得られる。

PayPayカード ゴールド PayPayカード ゴールドのユーザーがPayPayあと払いで支払うと、1.5%の還元を受けられる

 つまりPayPayカード ゴールド利用者なら、PayPayあと払いにすることで、PayPayのポイント付与率を手軽に1.5%にアップできるということ。仮に1.5%のポイント付与で毎月2万1000円をPayPayで支払うとすると、315ポイントが得られ、1年で3780ポイントとなる。前述のスマホやケータイの利用料金で得られる7200ポイントを合わせると、合計1万980円となり、ほぼ年会費がペイできる。

 2%のポイント付与だと、毎月1万6000円の支払いで年間3840ポイントとなり、年会費をペイできる。新しいPayPay STEPの条件では、PayPayカード ゴールドの利用も対象になるので、PayPayが利用できないところでも、PayPayカード ゴールドで支払うことで、30回&10万円以上の決済のハードルが越えやすくなるだろう。

 また実際には、さまざまなお得なキャンペーンが用意されているので、年会費をペイするために、ここまでの支払いは必要ないと思われる。

メリット3:期間限定で家族のスマホやケータイ利用分でも最大10%のポイント付与

 PayPayカード ゴールドで家族のソフトバンクのスマホやケータイ料金を支払うと、その料金に関しても10%のポイントが得られる。通常、10%付与になるのは本人のみだが、2023年6月末までは家族分も対象となる。家族分をまとめて支払っている人なら、早めの入会でよりお得にポイントが獲得できそうだ。

 このキャンペーンが延長される場合は3月上旬に告知されるそうなので、延長されることを願いつつ情報を待とう。

 また、新規入会キャンペーンとして2000円相当、さらに申込み月を含む2カ月目の末日までにカードを3回利用すると5000円相当のポイントがプラスされ、合計7000円相当のPayPayポイントがもらえる(終了日未定)。この特典も忘れずにしっかり獲得しておきたい。

ソフトバンクユーザー以外にもお得な特典を用意

 ソフトバンクユーザーやワイモバイルユーザーなら利用できる「Yahoo!プレミアム」。月額508円(税込み)のサービスだが、PayPayカード ゴールドの利用者なら同様に、このサービスの全ての特典が使える。

 「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」の買い物で付与されるPayPayポイントがいつでも2%アップになり、対象店舗で最大5%相当が戻ってくるPayPayクーポンも獲得できる。その他、雑誌110詩以上が読み放題、「ヤフオク!」出品時の落札システム利用料が通常10%のところ8.8%になるなど、さまざまなメリットがある。

 もちろん、通常のゴールドカードと同じく、国内の主要空港とハワイの主要空港の空港ラウンジが利用可能。海外旅行損害保険が最高1億円(自動付帯)、国内旅行損害保険が最高5000万円(利用付帯)、ショッピングガード保険最大300万円も付いているので、国内外の旅行が多い人ならよりメリットがあるだろう。

PayPayカード ゴールド PayPayカード ゴールドの主な特典

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