ZMP、携帯電話で操作できる小型ヒューマノイドロボットを開発

» 2004年03月02日 16時27分 公開
[ITmedia]

 ロボットベンチャーのZMPは3月2日、アタッシュケースに入れて持ち運びできる小型サイズのヒューマノイドロボット(人型二足歩行ロボット)「nuvo(ぬーボー)」を開発したと発表した。

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 全長は390ミリで重さは2.5キログラム。自由度が14と関節数を少なくし、機能を厳選することでコストダウンを図った。

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 大きさや足の形状など、2002年にERATO北野共生システムプロジェクトが開発した小型ヒューマノイドロボット「morph 3」に似ているが、今回のロボットは同社が新規に開発したものだ。

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 NTTドコモの携帯電話「FOMA 900iシリーズ」のTV電話を利用することで、ロボット制御や頭部に搭載されたCMOSカメラを遠隔操作できる。また、ロボットの運動性能/効率を向上させるため、ミズノと共同で専用のロボットシューズとプロテクターを開発した。

photo 専用のロボットシューズとプロテクター

 ロボットのデザインは、フェラーリ(ロッソ/エンゾなど)のデザインを手がけた世界的工業デザイナーの奥山清行氏が担当。キャラクターコンセプトは、浜崎あゆみやELTといったアーチストのCDジャケットで有名なアートディレクター原神一氏によるものだ。

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 発表されたバージョンは研究開発用で、本日3月2日から販売およびレンタルを開始する。価格は300万円(レンタル35万円/1日)となっているが、今年末には一般ユーザー向けの量産タイプを50万円程度で販売する予定。

 また、nuvoの視覚システムを応用して動体検知が行える「nuvo_sensor」も発売する。ドーム型のボディに15個のCMOSカメラを搭載することで360度全方位の視野を確保。本体内にFOMAカードを内蔵しており、nuvoと同様にFOMA携帯電話を使ってカメラを操作できる。

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 業務用向けには今年秋頃、一般ユーザー向けには来年春頃に発売する予定。価格は業務用が17万円、一般ユーザー向けは10万円以下になる見込み。

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