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» 2004年03月12日 20時25分 公開

5分で分かる 今週のモバイル事情3月6日〜3月12日

商戦期である3月も半分が過ぎようとしている。各社が今期最後の追い込みをかける中、900iシリーズに再びバグ。回収の必要なく、ネット経由で修復できる機能が、まさに“保険”となった。

[斎藤健二,ITmedia]

「N900i」にもバグ

 「F900i」「N900i」「P900i」と3機種の新型FOMA 900iシリーズを投入したドコモ。しかし開発にはかなりの困難があったようだ。

 メールが自動受信できなくなるというバグで一時、販売停止になった「F900i」(4月3日の記事参照)に続き、「N900i」にも再起動してしまうというバグが発覚(3月9日の記事参照)。幸いだったのは、ハードウェアの問題ではなくソフトウェアの問題だったことと、昨年9月から導入した「ソフト更新」機能(2003年9月の記事参照)によって、ユーザー各自でバグの修正が行えたことだ。

 問題の発生によって、発売から2週間で16万台のN900iが販売されたことも明らかになった。累計で500万台以上を見込む900iシリーズだが(2003年12月の記事参照)、現在のところ30数万台に留まっている。

AirH"が、100万契約間近

 昨年10月に「来年上期までにAirH"ユーザー100万」と話していたDDIポケット(2003年10月の記事参照)。

 累計契約者数は純減が続き、2月末には289万まで落ち込んでいるが、データ通信用途へのシフト、AirH"の浸透は予定通りに進み、まもなく100万契約に達しそうだ(の記事参照)。

1月の携帯出荷量、落ち込む

 月間400万台がひとつの目安となる、携帯電話端末市場。この数カ月400万台を超え続け、対前年比でもプラスを出し続けてきたが、1月は15カ月ぶりにマイナス成長。台数も300万台を割った(の記事参照)。

 JEITAは「年末商戦の反動」だとしているが、昨年の1月はそれほど落ち込んではいない。ドコモの900iに代表されるような新商品と新商品の合間の時期だったことも影響したと考えられる。

“形”の変化が内部も変える

 ストレート型から折りたたみ型、そして最近では回転したりねじれたりと、携帯電話の形状が複雑になってきている。直接ユーザーの目には触れない部分だが、そのことが内部の構成も変えてきた。

 携帯のヒンジの部分にはたくさんのケーブルが通っているが、ヒンジの複雑化とカメラや液晶の高機能化に伴う大容量データへの対応のため、配線が少なくて済むシリアル化が進行中だ。

 シリアルバスは、UBSやIEEE1394などにも使われている方式。PCでいう「シリアルポート」「パラレルポート」などはパラレルバスと呼ぶ。配線数が少ないだけでなく、信号線が1本あるいは2本で済むため高クロック動作が可能で、将来的に高速動作が可能。また電磁雑音(EMI)も減少する。

さて、来週は?

 今年もCeBITの季節がやってきた。ドイツ・ハノーバーで開催されるCeBITは、世界最大のIT関連展示会(18日から24日まで)。

 Sony Ericssonの130万画素CCDカメラ内蔵端末「S700」や、シャープの欧州向けメガピクセル端末「GX30」など、各種新製品のほか、技術面でもSiemensの「ペン型携帯」や、Philipsの「人間の目のように」機能するデジカメレンズなどが展示される予定だ。ちなみに昨年展示のあったNTTドコモは出展しない。

 ITmediaでも、昨年に続き現地からCeBITの模様をレポートする予定だ。

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