将来は3次元映像のやりとりも〜 ドコモ立川社長が描く“未来”ケータイ国際フォーラム

» 2004年03月17日 23時13分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 3月17日、京都で「第3回ケータイ国際フォーラム」が開幕した。京都府金剛能楽堂で開かれたトップカンファレンスには、NTTドコモの立川敬二社長が登場。携帯業界の未来や、今後の国際展開などについて方針を話した。

Photo ドコモの立川社長
Photo 会場となった、金剛能楽堂。“ケータイ国際フォーラム”と銘うつだけに、海外からの参加者も多く、日本らしい会場を選んだという

 近年、日本での携帯電話の技術進歩はめざましいものがある。もっとも、国内の携帯電話市場は成熟し、「飽和しているのでは」との声も聞かれるようになった(2002年4月の記事参照)。携帯業界は、はたしてこのまま発展を続けられるのか。これが、カンファレンスでまずとりあげられたテーマだった。

 意見を求められた立川氏は、「これで終わりか、ということではなくて、ユビキタスの時代になれば、携帯電話ももっと発展するだろう」とコメント。

 「現在の携帯は、まだ文字情報のやり取りの段階。いずれこれが映像情報になり、将来的には、たぶん3次元映像まで送りあうことになるのではないか」。21世紀中頃までは、まだまだ携帯を介在した通信が、大いに活用されるだろうとした。

 続いて話題は、携帯電話の国際展開に移る。たとえば、約13億人ともいわれる人口を抱える中国は、日本にとって“魅力的な市場”なのか、それとも競争相手として“脅威”なのか……という議論が交わされた。

 立川氏は、ひとまずは中国市場を魅力的だと感じている様子。「移動体通信は、パーソナルなもの。人口が多いということは、それだけ大きなマーケットということになる」。

 NTTドコモが考える“ユビキタス社会”では、ペットや自動車にも携帯電話の通信モジュールが取り付けられる。そのため、移動体の市場規模は人口の5倍ほどになる、と立川氏。

 「13億の5倍というと、すごい数ですね」(笑)。

 一方で、それだけの市場規模を持つ国が、独自規格を採用するなどして、自社の製品が排除される状況にならないよう、注意する必要がある。

 立川氏は、昨年12月から北京の研究所で、第4世代携帯の共同開発に取り組むことになったと紹介。「一緒に作り上げて、方式の違いをなくそうということ。アジアからの標準化が重要と思う」。

 同氏はまた、アジアには「東洋哲学という共通項」があると強調。精神性が似ているため、コンテンツ作りなどでも協力して、世界に文化を発信できるとした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月09日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  3. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  4. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  5. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  6. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
  7. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  8. 【ニトリ】1990円の「スマホに付けるカードケース」 マグネット対応でスタンドとしても使える (2026年02月07日)
  9. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【2月6日最新版】 1万〜2万ポイント還元や10倍還元のチャンスあり (2026年02月06日)
  10. iPhoneの日付変更で空き容量を確保する裏技は“厳禁” 実行してしまった場合の対処法は? (2026年01月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年