Nokia、欧州とアジアの販売低迷で減収予測

» 2004年04月07日 06時54分 公開
[ITmedia]

 世界最大の携帯電話機メーカーであるフィンランドのNokiaは4月6日、第1四半期(1〜3月期)の売上高が当初予測を下回り、前年同期比2%減の66億ユーロになるとの見通しを発表した。1株利益は予想範囲内の0.17ユーロになる見通し。

 当初予測では売上高は前年同期比3〜7%増、1株利益は0.17〜0.19ユーロを見込んでいた。

 Nokiaによると、欧州とアジアの販売が伸び悩み、携帯電話およびマルチメディア事業部で売上高が予測を下回った。比較的ローエンドの製品に重点を置き、主にミッドレンジの製品で品ぞろえが十分でなかったことから、市場の上昇基調に乗り切れなかったとしている。同四半期の世界の携帯電話市場は25%を超す成長が見込まれているが、Nokiaの伸びは19%にとどまった。

 一方、ネットワーク事業の売上高は予想を上回る14億ユーロで前年同期比16%増、エンタープライズソリューション事業も予想をわずかに上回る売り上げを見込んでいる。

 同社第1四半期決算の正式発表は4月16日に予定されている。

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