テレビ付き携帯「V401T」、7つの新機能(2/3 ページ)

» 2004年04月23日 09時32分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 テレビ番組の視聴は、QQVGA(160×120)とQVGA(320×240)の2つのサイズから選べる。静止画は、QQVGAでの視聴中にキャプチャするとQQVGAサイズ、QVGAの視聴中にはQVGAサイズの画像が撮れる。番組録画はQQVGAのみだ。

 V401Tには外部メモリスロットがないため、番組や静止画は内蔵メモリに保存される。ただし著作権保護の観点から、端末の外に出したりメール送信したりはできない仕様になっている。

 録画した番組は、左ソフトキーで再生、右方向キーの単押しで1コマずつの早送り、長押しで10秒単位の早送りができる。巻き戻しは左方向キーの単押しで1コマ、長押しで10秒。再生画面上にはスライダーなどは用意されず、任意の位置を指定した再生はできない。

 録画した番組の編集は、内蔵の編集機能「ビデオつく〜る」を使えば、分割と静止画切り出しが行える。

FMラジオはどのくらい使える?

 V401Tでは、アナログテレビの視聴に加え、FMラジオも聴くことが可能になった。これは、「N601Vと同じメーカーのアナログテレビチューナーだが、省電力タイプでFMの周波数もカバーした新しいものを搭載した」(伊藤氏)ためだ。

 V401Tは、デザイン、サイズとも「J-T010」とほぼ同じボディを採用している。アナログテレビチューナーは「J-T010でSDカードスロットがあった場所に入れ込んだ」(伊藤氏)。

 FMラジオ機能は、「FM専用チューナーではないため、チューニング面でFMラジオ専用機に劣る部分もある」。例えばチューニングの際に、81.3など任意の周波数を指定して入力することはできず、古いラジオのように左右キーで音が入る周波数を探しながらラジオを聴くことになる。もともとテレビ用に作られたチューナーのため、細かいところまで精度がとれないのだ。

 そのため東芝は、音がきれいに入る周波数を見つけたら「プリセット登録」しておくことを勧めている。「プリセット登録はダイヤルキー12個分の12件登録でき、ボタン1つで任意の局にアクセスできる」

 FMラジオ機能のインタフェース。とてもシンプルで、受信中の周波数や局名などは表示されない
 ラジオ機能のインタフェースは、昔のラジオを思出させるアナログ風なもの。左右キーで音が入る周波数を探しながらラジオを聴くことになる。今、どの周波数なのかも表示されない

テレビ視聴中にメールや電話がかかってきたら

 V401Tでは、テレビを見ているときにメールが来たり電話がかかってきた場合も取り逃さない。電話が着信すると、画面上に着信画面が現れ、発話ボタンを押せば(リモコンに付いている発話開始ボタンでも可)通話でき、終わると見ていたテレビの画面に戻る。

 メールは出荷時の設定では、着信するとバッテリー残量や電波状態が表示されるピクト行のエリアにメールの着信アイコンが現れる。この場合はいったんテレビを終了させて、メールを読むことになるが、テレビを中断させずにメールを読めるようにも設定できる。

 左はテレビ視聴中に電話が着信した場合の画面。中はメール着信の画面。割り込み設定しておけば、テレビを中断させずに着信したメールを閲覧できる

 テレビの視聴画面でメニューから「TV中割り込み」-「割り込み設定」を選び、メール着信を設定すると、テレビ視聴中の画面上にメールの着信画面がポップアップ表示され、テレビを中断せずにメールを読める。メールを読み終わると、テレビ画面に戻る。

 またV401Tには、任意の機能やアドレス帳を登録しておくと、各種作業を中断させずに登録機能を利用できる「ショートカット」機能がある。例えばテレビを見ているときに面白い情報を見かけて、メールや電話で誰かに伝えたくなった場合、ショートカットボタンを押して機能を呼び出せば、テレビを中断させずに操作を行える。

 ショートカットには、あらかじめスケジュールやメール、電卓などが割り当てられ、個別のアドレス帳や画像など任意のファイルも登録できる

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