Windows CEのシェア、Palm OSに僅差で迫る

» 2004年05月06日 08時34分 公開
[ITmedia]

 世界のPDA向けOS市場でMicrosoftのシェアが40.2%に達し、首位PalmSourceの40.7%に僅差で迫っていることが、調査会社Gartnerが発表した1〜3月期の速報値で明らかになった。

 MicrosoftのWindows CEを採用したPDAの出荷台数は前年比4.6%増。一方Palm OSベースのPDA出荷台数は20.7%の大幅減となった。次いでResearch in Motion(RIM)の出荷台数が352%増を記録、シェアを前年同期の3.1%から14.8%へと一挙に伸ばし、3位に浮上した。Linuxは出荷台数1.3%減でシェア2.4%。

 Gartnerの主席アナリスト、トッド・コート氏は「Palm OSユーザーの多くはPalmSourceから登場予定の新OS『Cobalt』を待ってPDAの購入を控えているため、Palm OSの出荷減少は予想できないことではなかった。MicrosoftがPocket PCすべてにOutlookをバンドルしていること、エンタープライズアプリケーション開発者にWindowsが好まれていることもPalm OSに影響を与えた」と解説している。

 世界のPDA出荷台数は前年比4.6%減。ベンダー別ではpalmOneの出荷台数が10.6%減少し、シェアは30.5%となった。次いでHewlett-Packard(シェア21.2%)、RIM(14.8%)、ソニー(8.4%)、Dell(6.0)の順となっている。

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