ボーダフォン、非接触IC「我々も似たようなサービスを提供したい」

» 2004年06月11日 17時57分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 非接触ICを使ったサービスについて、「我々も似たようなサービスを提供したい」。6月11日、日刊工業新聞主催のセミナーで、ボーダフォンのプロダクトマネジメント統括部長のマイカ・今村氏が話した。

 「携帯電話は財布代わりになります」とし、Mobile Suicaやチケット、電子マネー、IDカード代わりに携帯が利用できる例を示した。

 仕組みとしては従来明かされていた通り、ISO 14443準拠の近接通信用アンテナを端末内に内蔵し、SDカード型の非接触ICチップを差し込んで利用する(5月11日の記事参照)。さらに、非接触ICチップのコントロールはJavaを利用し、ボーダフォンライブ!を介して、ICアプリやチケットのダウンロード、Suicaなど電子マネーへのチャージを行う。SDカードを入れ替えることで各種の非接触ICチップを利用できるが、例としてはType BとFeliCaを挙げた。

ドコモがiモードFeliCaとして、506/900iCシリーズで展開を予定しているのと(2003年12月15日の記事参照)、ほぼ同様のサービスイメージが示された
ボーダフォンが公開した図版よりITmedia作成。想定している端末はVGS端末。Javaから操作を行うあたりもドコモとほぼ共通

SDカード利用は、「コストインパクト最小化」のため

 非接触ICチップを内蔵せず、外付けのSDカード型とした理由も明かされた。そして、非接触ICチップ対応の端末がVGS端末になることも示唆した。

 ボーダフォンは2004年の秋から、VodafoneグループとW-CDMA/GSM端末の共同購買を行う。グループのスケールメリットを端末調達に生かすことで、コスト面でのアドバンテージを得るのが目的だ(5月25日の記事参照)。

 そのため、全世界で仕様の共通化を進めているが、「ワールドワイドで見た場合、非接触ICは次の世代にならないと立ち上がらない」(今村氏)。SDカード型の外付けチップとすることで、日本ローカルの商品として販売でき、「コストインパクトを最小化できる」。

 今村氏によると、Vodafoneグループの中でも英国とドイツが非接触IC技術に強い関心を示している。「ICプラットフォームに載るサービスを、日本が主導していくべき。世界的にソリューションを提供したい」。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月11日 更新
  1. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【5月9日最新版】 ポイント3倍や2万ポイント還元あり (2026年05月09日)
  2. なぜドコモは「値上げ」に踏み切れないのか? 背景にある通信品質、5G設備投資の遅れが足かせに (2026年05月09日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. Huaweiシェア1位奪回の切り札、「Enjoy 90」が登場 (2026年05月10日)
  5. 楽天モバイルの「Pixel 10a(128GB)」、MNP+ポイント還元で実質1万3760円【スマホお得情報】 (2026年05月08日)
  6. KDDIローミングを切られた楽天モバイルエリアは大丈夫なのか――大型連休のオススメスポット「イオンモール津田沼サウス」に行ってきた (2026年05月10日)
  7. スマホカメラは「スペック」から「体験」へ 外付けレンズやブランド協業に活路を見いだす中国メーカー (2026年05月07日)
  8. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2026年5月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年05月07日)
  9. 【3COINS】3080円の「コンパクト折りたたみキーボード」 複数機器に接続できるマルチペアリング対応 (2026年05月10日)
  10. なぜPayPayは「プラチナカード」を急がない? 中山CEOが語る若年層シフトとゴールド強化の狙い (2026年05月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年