2位 手のひらサイズの130万画素3G端末「Nokia 6630」〜日本投入予定も
4位 FOMA派生モデル「N900iS」「P900iV」「F900iT」発表
6位 「モバイルネットワークで感染する初のワーム検出」の報告
7位 「Nokia 7600日本語版」を3時間ほど触ってみました
8位 デザインから機能まで、生まれ変わった“D”〜「V401D」
9位 やわらかヒンジのユニークなGSM端末、「Nokia 2650」
「おサイフケータイ」こと、506/900iC4機種が発表になった(6月16日の記事参照)。各機種には電子マネー「Edy」のアプリケーションがプリインストールされており、最初から100円がチャージされている。
ざっと計算してみても、1台に100円入っているということは100万台で1億円、200万台で2億円。出血大サービスだ。iモードFeliCaとEdyを根付かせようという、ドコモやビットワレット(Edyの運営会社)の意気込みが伝わってくる。
うまいのは100円という額だ。缶ジュースを買うには少々足りないため、お金を足さなくてはいけないし、かといって安いものを買っては使い切れない。「とにかく一回使ってもらおう」という意図が見て取れる。
Edyが使える場所として最も有名なのはコンビニエンスストアのam/pmだ。ただし最初のうちは電子マネーを使うのに少々とまどうかもしれない。
筆者がカード型のEdyをam/pmで使ってみたときのことだ。お金を支払おうとしてカードを置いたら、店員さんが誤って全額消去してしまったのだ。「もとに戻してください」と言っても、「やり方が分からない」の1点張り。結局詳しい人と連絡を取りながらなんとか再チャージしてもらったのだが……。忙しいからこそ電子マネーを使ったのに、やり取りに何10分も費やすことになってしまった。
自動販売機などならともかく、アルバイトやパートの店員がメインのコンビニエンスストアでは、こうしたトラブルは少なくないだろう。カードを出して「Edyですね!」とすぐに分かってくれるのは、CMの中での話だ。
もちろんiモードFeliCaが普及していく中で、小銭代わりに電子マネーを使うのが当たり前となったらこんなトラブルもなくなるのだろう。それまでには注意が必要だ。
発表会でドコモの夏野剛iモード企画部長が話している通り、現在のところは落とした携帯電話が戻ってくる確率が高い。しかし、iモードFeliCaが普及するにつれて「携帯を見たら現金と思え!」となってくるのは間違いないだろう。
「F900iC」は、なくした端末に電話をかけることでFeliCa機能を停止できる遠隔ロック機能を備えている。これは便利な機能なのだが、どんな操作でロックできるのかメモでもしておかないと、自分でも忘れそうになる。
なくしたときにドコモに連絡して回線を止めてもらうのと同様に、FeliCaも止めてもらえないものだろうか。もちろん電子マネーについては使われても仕方ないが、携帯に入っている数多くの個人情報だけは失いたくない。拾った携帯のFeliCa機能がロックされていれば、携帯自体も戻ってくる可能性が高いように思うのだが。
ともあれ、携帯の“サイフ化”によってセキュリティが今後ますます重要になっていくのは間違いない。
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