携帯早打ちコンテストで世界最高記録が出たそうだ。シンガポールの通信大手SingTelが主催した大会で、160文字の英文を43秒で入力。ギネスブックの記録を20秒以上短縮させたという。
しかしこれはあまりにローカルな結果かもしれない。世界に誇る携帯王国、日本のユーザーにあまりに不利なテスト内容だ。文章は英語だし、そもそもメールで使う言葉遣いではない。
編集部イチの携帯早打ちを誇る、O記者は「英語だとそんなに早く打てない」と米国留学経験者とは思えないコメント。そこで問題文を日本語に翻訳したものを入力し、早打ち速度を測ってみることにした。
英語 「The razor-toothed piranhas of the genera Serrasalmus and Pygocentrus are the most ferocious freshwater fish in the world. In reality they seldom attack a human.」
日本語 カミソリのような歯を持つセラサルムス属とピゴセントロス属のピラニアは、世界で最も凶暴な淡水魚です。実際には人を襲うことはめったにありません。
トップバッターは、モバイル編集部若手のS記者。「いっときますけど、実は入力早いっすよ」と意気込んだが、2分を経過しても、まだ「N900i」をつつくキーの音が聞こえてくる。惨敗。しかも入力間違い付きだった……。
それではここで本命の登場だ。O記者がアンテナが取れるほど使い込んだ「F211i」(1月23日の記事参照)を持って、早打ちに挑む。結果は1分26秒2。さすがは、右手のブラインドタッチでメールを打ちながら、左手で掃除をするだけのことはある。
しかし漢字変換機能の優劣によって速度に大きな違いが出ることも判明した。変換候補の中にその漢字が含まれているかどうかがけっこうスピードを左右する。O記者によるとF211iの漢字学習は、あまり使えない……。
そこで、漢字変換なしにひらがなだけで同じ文章を入力することに。果たしてそのスピードは?
出た!1分3秒1。世界記録には及ばなかったが、日本語としては苦しい文章でありながら、さすがの早さを見せつけてくれた。ちなみにギネスブックの記録のほうは60秒を越えている。
どなたか、1分を切る早さで入力できた方は、ぜひご一報いただきたい。
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