「P506iC」は、どこが進化したのか(1/2 ページ)

» 2004年07月09日 06時17分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 おサイフケータイの第1弾として登場するのがパナソニック モバイルコミュニケーションズの「P506iC」(6月16日の記事参照)。フレックススタイルを採用するなど、「P505iS」(2003年11月の記事参照)の後継機に位置づけられる端末だ。

 P505iSから、どのような進化を遂げ、どの機能が強化されたのか。パナソニック モバイルの開発陣に聞いた。

進化したカメラ機能

 カメラはP505iSの128万画素から195万画素へと進化しているが(7月8日の記事参照)、機能強化はこれだけに留まらない。大画面のメイン液晶を見ながら、写真撮影できる「デジカメスタイル」の使い勝手も進化した。

 1つは横長画面での操作インタフェースだ。P505iSでは画面の右に、ボタン操作のアイコンが縦に並んで表示されていた。これがP506iCでは、ボタンの位置に対応するよう、ディスプレイ上部に横に並ぶ形で表示されるよう変更された。

 左がP506iC、右がP505iSのデジタルカメラスタイル時の静止画撮影画面。操作アイコンの表示位置が変わっているのが分かる


 ボタンの位置とアイコンの位置が対応し、操作が分かりやすくなった

 「撮影時のアイコンだけでなく、横位置用のメニューも別に設けている。データフォルダを選ぶと、横長画面で撮影した画像が表示される」(販売助成チームの浅川亮主事)

 デジカメスタイルでの利用時にはメニュー画面やプレビュー画面も横位置になる
 横長画面での画像確認では、リスト表示時にもサムネイルが表示される

 もう1つは、サイドボタンの位置と大きさだ。P505iSで「シャッターキーが小さい上、端にありすぎて使いにくい」という声があったことから、ユーザビリティ調査を行った。「調査結果から、最適な位置が端から35ミリということが分かった。この位置にP505iSより大きなシャッターボタンを設けている」(商品企画グループ商品企画第二チームの周防利克主任)。

 上がP506iC、下がP505iSのサイドボタン。シャッターはデジカメスタイルで構えたときに押しやすい位置に移動。サイズも大きくなった

 シーソーキーは誤動作しないよう凸量を減らし、通話着信時に光る機構を入れた。「閉じたまま持ち歩くときに、ボタンが光ると“ここを押せば通話できる”と分かりやすい」(周防氏)。光るワンプッシュオープンボタンに似たアプローチだ。

 ソフトウェアにも手が入っている。メガピクセルで撮った写真をメールに添付すると、iショット(L)サイズに自動変換される機能は、便利に使えそうだ。「P505iSでは大容量の画像データを添付すると“対応データではありません メール添付できません”とアラートが出て、いったんメールを終わらせて写真をリサイズしなければならなかった。P506iCは、メールソフトの中で自動的にリサイズされる」(周防氏)。

 「写真を撮った直後にメールボタンを長押しすると、画像が添付された状態のメール画面が起動する。ここでもデータは自動的に圧縮される」(浅川氏)。

 最大撮影サイズは1200×1600ピクセル。大容量画像はそのままメールに添付すると、iショット(L)に自動的に圧縮される

 画像加工メニューには、「記憶色補正」と「スーパークリアシャドウ」が新たに加わった。

 「人の感覚は、肌色とブルーと緑に関しては、“この色がきれいだ”という決まったイメージがある。撮った写真を、この記憶色に近い色に補正することで写真がきれいになる」(プロダクトマネジメント室の佐伯年宏プロジェクトマネージャー)

 スーパークリアシャドウは、木陰と日向に立っている人を同時に撮影したときなどに役立つ機能だ。「たいてい日向に露出が合うので、木陰の人は顔が真っ黒に写ってしまう。ダイナミックレンジはそのままに、木陰側だけを低いほうから引き出すことで、顔が見えるように補正する」(佐伯氏)

 “撮った後”の補正機能として、新たに「記憶色補正」と「スーパークリアシャドウ」の2つが加わった(左)。チャーミーフェイスやスタンプシャワーなどの機能も健在(中)。いくつかの設定はダイヤルキーに割り当てられている(右)

 P506iCに搭載された本格ストロボは、「オート発光」「強制発光」「強制発光(弱)」の3通りに設定できる。「自分撮りをするときには、強制発光(弱)を使えば、真っ白にならない」(周防氏)

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