FeliCa対応FOMA「F900iC」徹底攻略徹底攻略レビュー(1/3 ページ)

» 2004年08月20日 02時02分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 「F900iC」は、ドコモが今後5年の柱と見込む「iモードFeliCa」に対応した唯一のFOMA端末だ(6月16日の記事参照)。価格は3万円超と(8月9日の記事参照)、ほかのFOMA端末やFeliCa対応の506iCシリーズに比べても高めだが、新サービスへの対応度で見ると、長期間最新機種として利用できそうな端末である。

機能 状況
iモードFeliCa対応 ○ ICロック機能付き
外部メモリ miniSD
iアプリ 500Kバイト(900iシリーズ共通)
カメラ オートフォーカス付き128万画素CCD
ディスプレイ 2.4インチ26万色QVGA TFT液晶
指紋センサー ○ スライド式
短押し長押し
左ソフトキーメニュー表示サイドキーロック
右ソフトキーアドレス帳起動スケジューラ起動
上キーカメラ起動動画カメラ起動
下キーiモードメニューiアプリメニュー
右キー着信履歴プライバシーモード設定
左キー発信履歴ICカードロック設定
決定キー待受画面内アイテムへのアクセス
左下ソフトキーテレビ電話発信テレビ電話発信
右下ソフトキーメールメニュー新規メール作成
側面メモキー伝言メモ/音声メモメニュー伝言メモ設定 ※クローズ時、マナーモード設定
側面下キーメール問い合わせ

メール

 ドコモ端末のメール機能は、機種によってけっこうインタフェースが異なる。F900iCの場合、待受ボタンから右ソフトキー(メールボタン)を押すとメニューが立ち上がる。

 メール新規作成の流れ。アドレス入力はメールアドレスを直接入力する形式で、「メール送信履歴」などを選ぶオプションは現れない。左下ソフトキーで「電話帳」を選択すれば、電話帳から送信先を選択できる。この電話帳の検索方法で「コミュニケーション検索」を選べば、通話回数/メール回数のランキングから選択できるが、通常のアドレス帳も設定がランキングになってしまうのが玉にきず。もう一歩、工夫がほしかったところだ。

 メール作成時は画面上部に「デコメール」のアイコンが並び、デコメール作成が容易になっている。

 メール着信時は、待受画面に受信結果が表示される。中央上の画面は、F900iCの特徴でもある「画面のカスタマイズ」を行ったところ。上からカレンダー、未読メール、不在着信が表示されるよう設定した。未読メールが自動振り分けされていても、そのフォルダにはフォーカスが当たらない。メールフォルダへのショートカットも用意されていない。受信したメールは、一覧画面からも「返信」「転送」が可能なのはありがたい。

 メール振り分けでは、送信メールの振り分けができるのが珍しい。各条件に振り分け先フォルダを設定していく形で、メールアドレスのほか、題名、グループ、そして「電話帳登録なし」や「条件なし」での振り分けも可能。題名は部分一致でも振り分けが行われるが、メールアドレスは全文一致のみ。

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