携帯で“FeliCa生活”にチャレンジ野田幾子のFeliCa日記(2/3 ページ)

» 2004年09月02日 23時10分 公開
[野田幾子,ITmedia]

 初めてコンビニで使ったときは正直、感動しました! 何が一番いいって、「ちょっとした買い物なら財布を持ち歩かなくてもいい」ということ。例えばコンビニにちょっとしたものを買いに行ったりランチに出るときなど、「(特に女性は)お財布だけを持って移動する」ということが多い。

 実は私、「財布をむき出しにして持ち歩く」という行為が苦手だった。とはいえ「いつも持ち歩く大きいカバンに入れるのもイヤだし」と具体的な改善策が見いだせないでいたのだが、ケータイだけを持ち歩くならば、ほとんど抵抗を感じないというのが、私にとって何よりの利点だ。

 ちなみに「ものは試しに」と、FeliCaチップを使用したJR東日本の「Suica」を利用できるコンビニ「NEWDAYS」にも行ってみた。おサイフケータイを取り出し「FeliCaを利用できますか?」と聞いてみたところ、店員さんから返ってきた言葉は「FeliCaって何ですか?」──。将来は同一のケータイに搭載される見通しであるとはいえ、当然のことながら現在はぜーんぜん関係ないというスタンスです。

 それにしても私が通ったam/pmでおサイフケータイを使った支払いはまだ珍しいらしく、ほかの客は私の動向をあからさまに見つめていた。何度か同じコンビニに通ったが、店員も私のことを覚えているようであった。覚えられるのが苦手な私にはちょっと辛いのだが、逆に店員に覚えてほしい人にはいいアピールになるかも!?

本物の財布を忘れた! そのとき、おサイフケータイは?

 おサイフケータイを使い始めてしばらくしたある日、私は間抜けにも本物の財布を忘れたことに気が付いた(記事を書くためにわざとではなく、本気で……)。

 「あっ 家に財布置いてきた!」と気づいてすぐに頭に浮かんだのは、やはり「おサイフケータイ」のこと。確か2000円程度残っているはずだ、am/pmで使えるな……。そう思い至ったときは小躍りした気持ちになったものだ。しかし、すぐに重大な問題があることに気づく。そのときにいた場所の近くにはam/pmがない!

 仕方がないなぁ、ご飯食べたいけど我慢するか〜──と(自業自得とはいえ少々不機嫌になりながら)取材や打ち合わせをこなしていたが、夜になったらどうにも辛抱できなくなった。一応サイフがあるにはあるのに、どうして我慢しなくちゃいけないの!?

 堪忍袋(?)の尾がキレた場所は、東京・千代田区の神田駅。今すぐにおサイフケータイを使える店はないのか! と空腹のあまり憤慨しながらiモードでEdyが使えるレストランを探す。私はいま、どうしてもビールを飲んで和食が食べたいんじゃー! 選り好みできない状況なのは承知しているが、我慢を重ねただけに妥協もしたくない心境に陥っていた。

現在地の近くに何かないかと、iモードのEdyサイトで条件を絞り込みながら検索を重ねる。まずは全国から地域(関東→東京→東京23区→千代田区)を選んだり、「飲食店」の中でも和食、洋食などのジャンルを選んでいくのだが、絞り込み条件が多く結果もわんさかと出てくるのが面倒

 検索の結果、和食の食べられる店として居酒屋の「甘太郎」がヒット。ううむ、居酒屋に一人で行くのは非常に気が引けるが、背に腹は代えられない。「1名でお願いします(ニコ)」と微笑みながら甘太郎に入店すると「Edyが使えます」というシールが目立つように貼ってあった。それは分かっていても「このケータイで支払いできますか?」と入店時に不安の余り聞いてしまったのであるが。

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