ノキア、6630で国内マスマーケット狙う

» 2004年10月19日 23時13分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 携帯電話端末で世界トップシェアのNokiaが、国内向け端末にも本腰を入れる。世界シェア33%を持つNokiaだが(9月3日の記事参照)、日本国内では眠れる巨人。世界共通のW-CDMA方式の普及に合わせて、日本でも積極的に展開していく計画だ。

ノキア・ジャパン社長のヘイッキ・テンフネン氏

 そのNokiaが満を持して投入するのが、10月19日に発表した「Nokia 6630」。W-CDMA/GSMに対応したストレート型端末で、全世界では第4四半期から投入する。国内では、「Vodafone 702NK」としてボーダフォンブランドで発売されるほか(9月22日の記事参照)、2005年初頭にはノキアブランドでも販売する。

 「今回がある意味でいうと、日本語対応の初めてのマスマーケット向け端末」だと同社マーケティング部ディレクターの鈴木雅宣氏。

 同社はこれまで、「6650」「7600」の2機種のW-CDMA端末を国内向けに販売してきたが、いずれも自社ブランドでの販売。キャリアによるインセンティブ(販売奨励金)がつかないため、6万円前後と高額で販売され、マスに浸透したとは言い難かった(8月20日の記事参照)

 ノキアブランドの6630は、従来と同程度となる6万円程度で発売する予定だが、ボーダフォン向けモデルはインセンティブが付き安価に販売される見込みだ。

 ノキアブランドモデルは、成田第1/第2ターミナルと箱崎TCATのNokiaショップ、および青山のO-parts lifestyle shopやオンラインショップなどで販売する。

ボーダフォン向けと機能異なるノキアモデル

 6630は、「W-CDMA/GSMで最小最軽量の127グラム」(鈴木氏)が特徴の3G携帯電話。130万画素CMOSカメラやBluetooth機能を備え、MP3再生も行える。PCで利用しているメールアカウントを利用できるクライアントソフトや、Outlookとスケジュール/アドレス帳を同期できるPC連携機能など、ビジネスに活用できる機能が盛り込まれている。

 ボーダフォン向けモデルは、ボーダフォンのメールサービスやWebコンテンツなどが利用できるが、ボーダフォンのUSIMしか利用できない。ノキアモデルは、ボーダフォンのサービスは利用できないが、オープンなアプリケーションプラットフォーム「Series 60」の活用が可能だ。

 ノキア・ジャパン社長のヘイッキ・テンフネン氏は、「日本でのNokiaブランド強化は、6630とオープンプラットフォーム(Series 60)の投入で達成したい」と、抱負を話した。

 ブランド認知を強化し、国内でもマスマーケットへの本格展開を目指すノキア。ただし販売目標数やシェア目標などは明かされず、今回は「ユーザーが受け入れてくれることを確信している」(ヘイッキ氏)と話すに留まった。

 今後の戦略は、GSMと同じように細かなセグメントに分けてW-CDMA端末を提供していくことだ。具体的な投入機種数などは明らかにしなかったが、「W-CDMA市場は加速している。年末には60の(W-CDMA)ネットワークが動き始める。(W-CDMA端末には)大幅に力を入れていく予定だ」(ヘイッキ氏)。

テレビ電話を使うには、別売りオプションのカメラ付きクレードルを購入する必要がある。価格は未定
どの色になるかは未定だが、着せ替えカバーも提供する予定。ボーダフォン向けモデルとノキアブランドモデルは、ロゴのほかにボディカラーも異なる。ちなみに、ダイヤルキー部分も交換可能だが、別売の予定はないという

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月06日 更新
  1. スマホ大型化の裏で高まる「小型音楽プレーヤー」待望論 現役ウォークマンか、“ポストiPod”のiPhone SEか (2026年04月05日)
  2. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【4月5日最新版】 チャージで最大2万ポイント還元のチャンス (2026年04月05日)
  3. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【4月4日最新版】 ポイント10倍多数、1万ポイント還元も (2026年04月04日)
  4. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【4月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のチャンスあり (2026年04月03日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. 皆さん、パソコンやスマホを何で持ち運んでいますか? 私はリュックサックです (2026年04月04日)
  7. au PAYとPontaのキャンペーンまとめ【4月2日最新版】 1万ポイント還元や30%還元のチャンスあり (2026年04月02日)
  8. 新幹線でも「音漏れ」気にせず映画に没頭 NTTの技術実装で 公共交通機関で初 (2026年04月04日)
  9. LeicaコラボのXiaomiスマホ「Leitzphone」、中国モデルはデザインと名称が異なる (2026年04月05日)
  10. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年