FOMA 901i 5機種のスペックを比較する(2/3 ページ)

» 2004年11月24日 21時24分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

ディスプレイ〜2.4型のF901iCとD901i

 ハイエンド端末の特徴である、高画素カメラと大型高精細ディスプレイはどうか。KDDIがハイエンド端末のディスプレイ2.4型化を進める中、FOMAは一回り小さい端末も目立つ。

端末 液晶サイズ 液晶色数 サブディスプレイサイズ サブディスプレイ色数 備考
SH901iC 2.2型 26万色 なし なし 液晶はモバイルASV
F901iC 2.4型 26万色 1型 6万5000色 サブディスプレイは有機EL
N901iC 2.3型 6万5000色 0.96型 4096色 液晶解像度はQVGA+(240×345)
P901i 2.2型 6万5000色 1型 4096色
D901i 2.4型 26万色 なし なし
N901iC以外の液晶解像度はQVGA(240×320)


 2.4型液晶を採用したのは、F901iCD901i。大きな液晶を求めるなら、この2機種だ。残り3機種は一回り液晶が小さい。N901iCは2.3型となっているが、横幅は2.2型と同じ。縦方向に25ピクセル長いQVGA+液晶を採用したため、0.1インチ分大きくなった。

 サブディスプレイを備えるのはF901iCN901iCP901i。いずれも約1型サイズだ。F901iCは6万5536色表示の有機ELを使った。SH901iCは回転2軸液晶を備えることで、D901iはスライド型を採用することで、持ち歩く時も表に液晶を出しておけるようになっている。

カメラは200万画素クラス〜AF付きはSH、F、D

 カメラは各機種とも200万画素クラスを積んできたが、進化という意味では901iから大きな違いはない。N901iCP901iがオートフォーカス(AF)を採用しなかったのが、最も大きな違い。

 AF機能の有無は写真の画質に大きく影響する。またQRコード読み取り可能な端末は、ドコモだけですでに1400万台に達しており、マクロ機能の使いやすさを見てもAF機能の有無は重要だ。

端末 素子 画素数 サブカメラ素子 サブカメラ画素数 備考
SH901iC CCD 202万 CMOS 11万 AF付き
F901iC CCD 204万 CMOS 32万 AF付き
N901iC スーパーCCDハニカム 100万(記録200万) CMOS 11万 マクロスイッチ
P901i νMAICOVICON 202万 CMOS 10万 マクロスイッチ
D901i スーパーCCDハニカム 200万 CMOS 32万 AF付き
D900iのカメラ有効画素数は200万画素と、D900iの2倍に増えた。スーパーCCDハニカムを採用しているため、原理的には有効画素数の2倍の記録が可能なはずだが、今回は200万画素記録に留まった


 撮像素子の面では、P901iが国内で携帯初採用となる松下電器製素子νMAICOVICON(にゅーまいこびこん)を搭載している(2月13日の記事参照)。CCDではなくCMOSの改良型で、高画質かつ低消費電力をうたっているが、実力は未知数だ。

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