ハイエンド端末の特徴である、高画素カメラと大型高精細ディスプレイはどうか。KDDIがハイエンド端末のディスプレイ2.4型化を進める中、FOMAは一回り小さい端末も目立つ。
端末 | 液晶サイズ | 液晶色数 | サブディスプレイサイズ | サブディスプレイ色数 | 備考 |
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SH901iC | 2.2型 | 26万色 | なし | なし | 液晶はモバイルASV |
F901iC | 2.4型 | 26万色 | 1型 | 6万5000色 | サブディスプレイは有機EL |
N901iC | 2.3型 | 6万5000色 | 0.96型 | 4096色 | 液晶解像度はQVGA+(240×345) |
P901i | 2.2型 | 6万5000色 | 1型 | 4096色 | − |
D901i | 2.4型 | 26万色 | なし | なし | − |
2.4型液晶を採用したのは、F901iCとD901i。大きな液晶を求めるなら、この2機種だ。残り3機種は一回り液晶が小さい。N901iCは2.3型となっているが、横幅は2.2型と同じ。縦方向に25ピクセル長いQVGA+液晶を採用したため、0.1インチ分大きくなった。
サブディスプレイを備えるのはF901iC、N901iC、P901i。いずれも約1型サイズだ。F901iCは6万5536色表示の有機ELを使った。SH901iCは回転2軸液晶を備えることで、D901iはスライド型を採用することで、持ち歩く時も表に液晶を出しておけるようになっている。
カメラは各機種とも200万画素クラスを積んできたが、進化という意味では901iから大きな違いはない。N901iCとP901iがオートフォーカス(AF)を採用しなかったのが、最も大きな違い。
AF機能の有無は写真の画質に大きく影響する。またQRコード読み取り可能な端末は、ドコモだけですでに1400万台に達しており、マクロ機能の使いやすさを見てもAF機能の有無は重要だ。
端末 | 素子 | 画素数 | サブカメラ素子 | サブカメラ画素数 | 備考 |
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SH901iC | CCD | 202万 | CMOS | 11万 | AF付き |
F901iC | CCD | 204万 | CMOS | 32万 | AF付き |
N901iC | スーパーCCDハニカム | 100万(記録200万) | CMOS | 11万 | マクロスイッチ |
P901i | νMAICOVICON | 202万 | CMOS | 10万 | マクロスイッチ |
D901i | スーパーCCDハニカム | 200万 | CMOS | 32万 | AF付き |
撮像素子の面では、P901iが国内で携帯初採用となる松下電器製素子νMAICOVICON(にゅーまいこびこん)を搭載している(2月13日の記事参照)。CCDではなくCMOSの改良型で、高画質かつ低消費電力をうたっているが、実力は未知数だ。
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