指紋認証+AF204万画素カメラ+FeliCa〜「F901iC」

» 2004年11月17日 15時16分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 FOMA初のおサイフケータイ「F900iC」(6月16日の記事参照)をリリースした富士通。2モデル目となる「F901iC」でも指紋認証機能は健在だ。

 セキュリティ機能が強化され、右方向キーの長押しでFeliCa機能のみにロックをかけることが可能。スケジューラや電話帳、着信履歴にもロックをかけられるようになった。

 F900iシリーズとは大きくデザインを変えてきたF901iC。デザイナーは「スポーティ。徹底的にスポーティ。新しい素材の組み合わせで生まれる価値を追求した」と話す


 右方向キーの長押しでFeliCa機能をロック可能。解除は、もう一度右方向キーを長押しして指紋認証を行う


 ボディカラーはスプラッシュブルー、カーボンブラック、ブリーズホワイト

 背面液晶には6万5536色表示の有機ELパネルを装備。背面液晶を使った自分撮りや、着信時のiモーションムービー表示に対応した。

 これまで4つに分かれていた方向キーが一体化。8方向の動きに対応する(左)。スピーカーは背面のロゴの左右にある(中)。FeliCaアンテナは、底面の電池パックの周囲を取り囲むように配置されているという


 サイドにはAFボタンやminiSDスロットなどを備える

話題の“あの”機能がさらに使いやすく

 FのFOMAといえば、注目を集めたのが、“あの”隠し機能(7月22日の記事参照)。iTunesでエンコードしたAACフォーマットの楽曲をminiSDに入れて聴けるというものだ。

 901iシリーズでは、全モデルがこの機能をサポートしたが、この機能で先駆けたF901iCは、さらに便利な機能を用意した。

 F901iCのクレードルにはUSBポートが備えられ、市販のUSBケーブルを使ってPCとつなぐことができる。製品にはデータリンクソフトが付属し、端末内のデータ管理や編集が可能だ。このソフトにPC内のAACデータを簡単に端末内に取り込める機能を用意。「ファイルをドラッグ&ドロップすれば、端末のminiSDの中にAACファイルを入れられる」。データをどの階層に入れたらいいのかなど、煩わしいことを考えずに音楽データを入れられるようになったわけだ。

 楽曲の連続再生や、閉じたままの再生にも対応。サイド上下キーそれぞれの長押しが、次曲や前曲へのスキップ、短押しがボリューム調整に割り当てられ、ちょっとした音楽プレイヤーとして使える。背面にステレオサウンドの再生が可能なスピーカーが装備されたこともあり、より音楽を楽しむ環境が整った。

 プリセットiアプリは8個になる予定。3D機能を生かすゲームとしてリッジレーサーや3Dのインベーダーを用意した。ほかにもフリーセルやパズルボブルを楽しめる。

左からブリーズホワイト、スプラッシュブルー、カーボンブラック。スポーティなラインを意識したデザインだという

 予定仕様は以下の通り。

機種名 F901iC
サイズ(幅×高さ×厚み) 51×105×28ミリ
重さ 129グラム以下
連続通話時間 160分以上(テレビ電話:100分以上)
連続待受時間 570時間以上(静止時)、410時間以上(移動時)
アウトカメラ AF機構付き有効204万画素CCD
インカメラ 有効32万画素CMOS
外部メモリ miniSD
メインディスプレイ 約2.4インチ26万2144色TFT液晶(QVGA)
サブディスプレイ 約1.0インチ6万5536色有機EL(96×96ピクセル)
ボディカラー スプラッシュブルー、カーボンブラック、ブリーズホワイト

ITmediaでは、この記事では書けないP901iS・ドコモ端末の“隠れ情報”をモバイルサイト「ITmedia(ケータイ版)」にて掲載予定です。たとえば……

  • P901iSのワンプッシュオープンボタン、なぜ光らない?
  • 顔認証技術を活かしたアプリの隠れた楽しみ方
  • あの人とのメールは、こうして読み返す
会員の方だけに、編集部が選んだマル秘ネタをお届けするITmedia(ケータイ版)、ぜひ登録の上お楽しみください。iモードのアクセス方法は「メニューリスト」→「天気/ニュース/情報」→「ビジネス情報」→「ITmedia(ケータイ版)」
ITmedia(ケータイ版)をもっと知りたい!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー