FOMA初のおサイフケータイ「F900iC」(6月16日の記事参照)をリリースした富士通。2モデル目となる「F901iC」でも指紋認証機能は健在だ。
セキュリティ機能が強化され、右方向キーの長押しでFeliCa機能のみにロックをかけることが可能。スケジューラや電話帳、着信履歴にもロックをかけられるようになった。
背面液晶には6万5536色表示の有機ELパネルを装備。背面液晶を使った自分撮りや、着信時のiモーションムービー表示に対応した。
FのFOMAといえば、注目を集めたのが、“あの”隠し機能(7月22日の記事参照)。iTunesでエンコードしたAACフォーマットの楽曲をminiSDに入れて聴けるというものだ。
901iシリーズでは、全モデルがこの機能をサポートしたが、この機能で先駆けたF901iCは、さらに便利な機能を用意した。
F901iCのクレードルにはUSBポートが備えられ、市販のUSBケーブルを使ってPCとつなぐことができる。製品にはデータリンクソフトが付属し、端末内のデータ管理や編集が可能だ。このソフトにPC内のAACデータを簡単に端末内に取り込める機能を用意。「ファイルをドラッグ&ドロップすれば、端末のminiSDの中にAACファイルを入れられる」。データをどの階層に入れたらいいのかなど、煩わしいことを考えずに音楽データを入れられるようになったわけだ。
楽曲の連続再生や、閉じたままの再生にも対応。サイド上下キーそれぞれの長押しが、次曲や前曲へのスキップ、短押しがボリューム調整に割り当てられ、ちょっとした音楽プレイヤーとして使える。背面にステレオサウンドの再生が可能なスピーカーが装備されたこともあり、より音楽を楽しむ環境が整った。
プリセットiアプリは8個になる予定。3D機能を生かすゲームとしてリッジレーサーや3Dのインベーダーを用意した。ほかにもフリーセルやパズルボブルを楽しめる。
予定仕様は以下の通り。
機種名 | F901iC |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 51×105×28ミリ |
重さ | 129グラム以下 |
連続通話時間 | 160分以上(テレビ電話:100分以上) |
連続待受時間 | 570時間以上(静止時)、410時間以上(移動時) |
アウトカメラ | AF機構付き有効204万画素CCD |
インカメラ | 有効32万画素CMOS |
外部メモリ | miniSD |
メインディスプレイ | 約2.4インチ26万2144色TFT液晶(QVGA) |
サブディスプレイ | 約1.0インチ6万5536色有機EL(96×96ピクセル) |
ボディカラー | スプラッシュブルー、カーボンブラック、ブリーズホワイト |
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