最新のモバイルルポ搭載〜W21Tの文字入力を試す効率よいメール入力を考える(4/4 ページ)

» 2005年02月08日 10時51分 公開
[太田純,ITmedia]
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そのほかの入力機能

 W21Tのモバイルルポは英数カナ変換や記号・絵文字連続入力など、最近の他社製品にある機能は一通り備えている。ポケベル入力も可能だ。ここでは目立つ機能をまとめておこう。

シームレスな単漢字変換

 予測入力の候補選択中は、いつでも左ソフトキーで通常変換に移動できる。通常変換の候補選択中は、その読みの予測候補があるときに限り左ソフトキーで予測入力に移動できる。いずれの画面でも、その読みの単漢字候補がある場合には右ソフトキーで単漢字変換の画面に移動でき、さらに左ソフトキーで予測入力、右ソフトキーで通常変換に戻れる。これはなかなか使い勝手がよい。

英数カナ変換

 2〜4文字の入力を英数カナ変換すると、通常の数字候補のほかに「月/日」や「時:分」の形式の候補も表示される。手間のかかる記号入力を行わなくて済むので便利だ。また、英数カナ変換の結果は予測辞書に学習されるので、ほかの単語と同じように次回の入力予測やフレーズ予測で入力できる。

ショートカットキー設定

 メニュー(M591)のショートカットキー設定を利用すると、文字種切り替えや絵文字・顔文字入力など41種類の機能のうち2つを左下/右下ソフトキーに独立に割り当てられる。よく使う機能をすぐに呼び出せて便利だ。

元に戻す機能

 最後に行った操作が文字入力なら入力した文字が削除され、クリアなら削除した文字が元に戻る。元に戻せる操作は最後の1回だけだが、クリアキーで続けて文字を消したときにかぎり、まとめて元に戻る。サブメニューから実行するのは面倒なので、「ショートカットキー設定」で左下ソフトキーなどに割り当てておくとよい。

ダウンロード辞書

 EZキーの長押しで飛べる「TOSHIBA User Club Site」から予測辞書や変換辞書がダウンロードできる。ただし用意されている辞書は少なく、学生向け辞書や絵文字辞書など6種類しかない。じつはモバイルルポの辞書には地名駅名をはじめ、一般的に使われる固有名詞が豊富に含まれているので、その手の単語をあとから追加する必要はそれほどないのだ。

 ATOKの回で例に挙げた「東京ばな奈」も「不忍池(しのばずのいけ)」も、モバイルルポなら標準辞書に含まれている。初期状態で予測候補に出てこないので入力の邪魔になることもない。

予測入力や通常変換の画面からは右ソフトキーで単漢字変換に移れる(左)。英数カナ変換では「1/23」「12:34」形式の数字候補も表示される(中央)。左下/右下ソフトキーにはさまざまな機能を自由に割り当てることが可能だ(右)

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