ボーン・スプレマシー「なぜ俺を追う?」:Mobile&Movie 第151回

» 2005年02月25日 14時47分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名ボーン・スプレマシー(THE BOURNE SUPREMACY)
監督ポール・グリーングラス
制作年・製作国2004年アメリカ作品


 今回ご紹介するのは、2002年に公開された「ボーン・アイデンティティ」の続編、「ボーン・スプレマシー」。記憶喪失のCIAエージェント、ジェイソン・ボーンが活躍するハードなスパイアクションです。前作で理由もわからず命を狙われて、体が覚えていた戦闘術を駆使し、自分の身を守ったボーン。本作品でも、またCIAに追われる立場となり、記憶をたどりながら真実を探し求めます。

 ジェームス・ボーンは、インドで恋人のマリーとひっそりと暮らしていました。CIAと決別して訪れた、愛にあふれた生活。それでも、ボーンは悪夢に悩まさていました。

 CIAの訓練中の自分の姿や、当時の上司コンクリンの指示が、記憶の断片として夢に現れ、ボーンを苦しめるのです。そんなボーンをマリーは優しく慰めていました。しかし、幸せな日々は長くは続きませんでした。ボーンの命を狙う男が突然現れたのです。迎え撃とうとするボーンにマリーは言います。

 「これ以上、殺さないで」

 大切なものを守るためには、戦うことも必要。なのに、ボーンは自分の命よりも大切なマリーを失ってしまうのです。

 一方、ベルリンでは、CIAの内部監査担当パメラ・ランディが、公金横領の調査をしていました。不正に関するデータを手に入れるため、情報屋と取引をする手筈を整えていたのです。しかし厳戒体制の中で、取引現場に何者かが現れ、交渉役のエージェントと情報屋が殺されてしまいました。決定的な不正の証拠も、取引に使われるはずだった大金も奪われ、意気消沈するパメラ。2名の犠牲者を出し、さらにデータと金も奪われ、不正調査自体が継続不可能な状態に。現場で唯一残されていた、不発爆弾の指紋を手がかりに、パメラ何としてでも犯人探し、任務を遂行しようとします。

 パメラがCIAのデータベースで指紋照合をしてみると、「トレッドストーン計画・最高機密・アクセス拒否」という表示が。パメラは上官に許可を取り、最高機密のファイルを開きます。そこには、トレッドストーン計画での事故で死亡したことになっているボーンの名前が。直ちに、ボーンを国際指名手配するパメラ。

 その頃ボーンは、マリーがいなくなったショックの中、イタリアまでやって来ていました。自分を狙ったのはCIAだったのか、再び狙われた理由を求めて、ヨーロッパまで戻ってきたのでした。

 ナポリの空港には、CIAが待機しており、あっさりとボーンを捕えました。そこでボーンは油断していた調査官から携帯電話を抜き取り、目にも止まらぬ早業でチップを移し変え、自分の携帯電話で盗聴できるように細工をし、空港から逃亡します。何も知らない調査官は携帯電話で、ボーンが逃げたことを報告。ボーンは、CIAのパメラ・ランディという女性が自分を追っていること、そして殺人事件の容疑者にされていることをを知ります。誰かがボーンを罠にかけたのです。

 やがて、パメラの携帯に直接電話するボーン。

 「ボーンだ」

 「何の用?」

 「なぜ俺を追う?」

 「あなたはベルリンで2人殺したわ」

 ベルリン……それは、ボーンがうなされる夢の舞台。そこで一体何が起こったのか。ボーンは真実を求めて、一人立ち向かっていくのです。

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