ドコモ、災害伝言板のパケット料無料化と機能強化

» 2005年04月12日 15時56分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 NTTドコモは4月12日、災害時に提供しているサービス「iモード災害用伝言板サービス」(2003年8月25日の記事参照)について、安否情報の登録や確認の際にかかるパケット通信料を無料にすることを発表した。次回運用時から無料化される。

 新たに、安否情報をiモードメールで通知する「登録通知メール送信機能」も開始する。KDDI、ボーダフォンの災害伝言板サービスではすでに提供されていたもの。家族や友人のメールアドレスを登録しておくと、iモード災害伝言板で選んだ安否情報(「無事です」「被害あり」など4種類)と100文字以内のコメントをメールにして送れるというもの。メールの送信にかかるパケット通信料も無料になる。

 メールの送信相手は、携帯各社のメールアドレスのほか、PC用のメールアドレスも指定できる。「iMenu」−「オプション設定」−「災害用伝言板登録通知メール設定」から、送信相手の登録はいつでも可能となっている。

 iモード災害用伝言板サービスは2004年1月よりサービスを開始し、新潟県中越地震や福岡県西方沖地震などでも多くのユーザーに利用され、認知度も上がってきている。

iモード災害用伝言板サービスの利用状況。緑が登録件数で、青が確認件数。新潟県中越地震や福岡県西方沖地震では、大勢のユーザーに利用されている

 なお、NTTドコモはNTT東西と合同で、毎月1日に、災害用伝言ダイヤル「171」とiモード災害伝言板の体験サービスを行っている。5月1日から、体験サービス時にかかるパケット通信料も無料化される。

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