ドコモの新ISPサービス「mopera U」の真意は?(2/2 ページ)

» 2005年04月14日 19時39分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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 まず利用エリアについては、FOMAの電波が届くエリアで問題なく使える。ブロードバンドの世界では、たとえばADSLの場合「電話線」を通じて各ISPがサービスを提供する。これと同様に、ドコモのサービスでは「FOMAの電波」を通じて各ISPがサービス提供する――とイメージすると分かりやすい。

 やや問題なのは、mopera U以外ではメールを自動受信できないこと。ほかのISPでは前述の擬似プッシュ配信の仕組みが使えないため、ユーザーは「センター問い合わせ」をしない限りメールを受信しないという利用スタイルになる。

 また、M1000を購入したユーザーならmopera UのISP設定は付属ユーティリティで簡単に行える。ほかのISP設定では、手動で行う必要がある。

moperaからmopera Uに移行するには?

 moperaユーザーにとって注意すべきは、moperaメールサービスとmopera Uのメールサービスは同時契約できないこと。moperaユーザーがmopera Uに移行するには、メールアドレスの変更が必要になる。

 もっとも、ドコモは2006年春頃をめどに「同一メールアドレスで移行できるようになる見込み」とアナウンスしている。


固定向けISP事業者と競合する?

 mopera Uの特徴は、FOMA以外にも「フレッツ・ADSL」「Bフレッツ」「公衆無線LANサービス」からも接続できる点だ(下図参照)。

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 これが何を意味するのか。M1000ユーザーにすれば、無線エリアではFOMA/無線LANのサービスを利用する。しかし「せっかくmopera UのISP契約を持っているのだから、固定のISPもmopera Uで統一してみようか」という意識が働く。たとえばアクセス回線はフレッツ・ADSL、ISPは@niftyというユーザーが、@niftyを解約してmopera Uに乗り換えるかもしれないということだ。

 この点について、ドコモは「従来のISPと競合するとは考えていない」という姿勢。ただし、この先ドコモがM1000のような端末を立て続けにリリースすれば、mopera Uユーザーも増える。実際に説明員は「HSDPAなどのサービスもmopera Uに対応させていく」と話しており、4000万を超えるユーザーがmopera Uにシフトしてくるようなら、固定ISPのシェアに影響しないともいいきれない。

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