『アボカド納豆。』は、ひょんなことから飛び出した恋の呪文の物語。会社員の山口とその先輩の藤井は、仕事帰りに居酒屋に立ち寄ります。藤井は客先で謝罪中に携帯電話を取り出し、彼女へメールをしていた山口を叱りますが、山口には反省の色なし。さらに山口が複数の女性と関係があると聞き、藤井は腹を立て、山口にその彼女たちが本気かどうかをメールを送って確かめようとします。藤井は告白しないでも本気かどうかを探るやり方を思い付いたのです。それは、幸せになれる呪文メールという手口。そのメールを読んだ彼女が、山口の携帯電話に呪文を送れば、本気の恋だと証明されるのです。
メールのタイトルを「アボカド納豆。」と書き、本文には
「これは幸せの呪文です」
続いて
「あなたの好きな人にこの呪文をください。そうすれば、その人とは永遠の絆を結ぶ事ができます」
と入れて藤井は送信したのでした。山口の携帯電話に「アボカド納豆。」の呪文メールは返ってくるのでしょうか。
岡田義徳さんと大倉孝二さんの会話が生々しくて、思わず笑ってしまうこの作品。居酒屋での掛け合いにはいくつかのバージョンか用意されていて、何回も撮り直しがあったそうです。2人はプライベートでも仲がよく、息の合ったところを見せています。この「アボカド納豆。」の呪文メールは、他の作品にも登場するのでお見逃しなく。
テイストの異なる4つの恋を描いた『メールで届いた物語』は、5月7日からテアトル池袋ほか全国にてロードショー公開され、同日から特設サイト・Yahoo!動画×Yahoo!ムービー『メールで届いた物語』特集でも『mail』の本編が有料配信されます。作品は2週間ごとに、『mail』→『アボカド納豆。』→『CHANGE THE WORLD』→『やさしくなれたら』の順で配信予定。“CINAMA4U”第3弾も現在、進行中とのこと。次はオフィシャルサイトの“映画化希望BBS”から生まれた作品になるかもしれません。
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