受信メールを参照しながら返事を書きたい「SA700iS」ロードテストNo.6

» 2005年11月04日 19時10分 公開
[memn0ck,ITmedia]

 「SA700iS」を入手してから、早くも1カ月。普段持ち歩いているので、かなり手に馴染んでいます。ロードテストNo.1(10月3日の記事参照)で“開けにくい”といっていた各種カバーのふたも強引に開けていたら多少開けやすくなってきました(笑)。ただ、外部接続端子が横に付いているのはやはり、どうにも使いにくいところです。

 今回は、メール機能を中心に、文字入力や電話帳などを見てみようと思います。

参照返信機能がほしい──メール機能

 メール機能は、基本的に動作が機敏なので、快適に利用できます。受信/送信メールにそれぞれフォルダを作れますし、自動振り分け機能も送信元アドレス/件名/全受信メールといった項目で振り分けできます。またフォルダごとにパスワードによるセキュリティもかけられます。メールのソートも日時/件名/送信元でそれぞれ昇順/降順でできるなど、基本機能はきちんと押さえられていると思います。

 ただ、個人的な好みからすると、文字サイズをもう少し小さくしたいとか、「N901iS」や「P901iS」などの端末にある、受信メールを参照しながら返信を書ける“参照返信”機能がほしいなとか、いくつかの要望はあります。

 左からそれぞれメール閲覧時の文字サイズを大きめ/標準/小さめにしたところ。3段階に変更可能ですが、もう少し小さい「最小」という設定もほしいところ。一番右がメール作成時。メール作成時の文字サイズは固定です

 参照返信は設定を引用返信にすれば、受信メールを見ながら返事を書くことはできます。ただ、料金の問題からパケット量をできるだけ少なくしたいですし、返信を続けるとずらずらと下に引用が長く続いたメールをやり取りすることにもなります。もちろん、引用返信をした場合でも、最後に引用部分を削除すればいいわけですが、やや手間がかかります。できれば本文には引用せず、参照しながら返信できるのが望ましいのです。また、機種によっては、メールの返信を書きながら、マルチタスクで元の受信メールを閲覧することができるものもありますが、SA700iSでは残念ながらできないようです。

 メール返信中に、「TASKボタン」→「新規」→「[1] メール」を選択したところ。文字が黒色になっている項目が新しいタスクとして選択でき、灰色になっている項目は選択できません。受信BOXは灰色になっているので、メール返信中にメール閲覧はできないのです

 マルチタスクで解決できないと思っていたら、先に新規作成でメールを作っておいて、マルチタスクでメール閲覧を別途立ち上げることはできるようです。このあたりは同じことをやっているような気がするのですが、新規作成だと宛先やタイトルを入力するという手間がかかり、ちょっと“惜しい”ところ。引用をカットするのと宛先やタイトルを入力するのとどちらがいいのかという悩ましい状況です。できれば、参照返信機能、少なくとも返信から新しいタスクでメール閲覧ができるようになってほしいですね。

 左がメール新規作成中に、「TASKボタン」→「新規」→「[1] メール」を選択したところ。メール返信中と比較すると、黒字が増えている。この後、受信メールで見たいメールも見られます。右が実際にメール閲覧を同時に行っている状態で、TASKボタンを押してタスクを確認しているところ。ちなみに、SA700iSではタスクは2つまでしか同時に起動できません

日本語入力ソフトは「Advanced Wnn V2」、2タッチ入力も

 メールといったら「文字入力も大事」ということで、日本語入力ソフトもチェックしてみました。SA700iSでは、auの「W32SA」などに搭載されている「Advanced Wnn V2」を採用しています。これから発売される「P902i」もAdvanced Wnnを搭載するということなので、このバージョンが搭載されるのかもしれません。

 英数カナ変換にもきちんと対応していますし、入力方式も通常のかな入力のほかに、“ポケベル入力”といわれる2タッチ入力があります。私としては、ボタンを連打しても、キーの取りこぼしもないし、文字入力について特に不満はありません。できれば、ユーザー辞書のほかに、ダウンロード辞書を自作できれば、と思いますが……。

 メール作成時における文字入力画面。残念ながら「インライン入力」には未対応。“あか”と入力するだけで“12”という変換項目が出る英数カナ変換に対応。テレビ電話ボタンで、文字種変更ができるほか、通話ボタンで直接記号・絵文字の入力もできます。右は、“あか”と入力した時点で、予測変換候補から“赤い”を選び、右ソフトキーから「英語辞書」機能との連携を行ったところ

 このほかにも、アドレス帳やメールなどを赤外線で送受信できますし、QRコードでも入力できるなど、およそ“NTTドコモのFOMA”としての基本機能は揃っています。今冬に発売予定となっている「FOMA 902iシリーズ」は、かなり動作速度も改善されているようですが、SA700iSはこれまでのFOMAにはなかった、まさに“普通”の携帯電話なんだと思います。

memn0ck

 ハンドル名を「memn0ck」と書き、読み方が「メムノック」となる。ケータイ・モバイル関連の個人ニュースサイト「memn0ck.com(http://memn0ck.com/)」を趣味として運営しており、ケータイ・モバイル情報マニアとして普段から小さなデジタルガジェットには目がない生活を送っている。ただし、日常は白衣を着た理系野郎。1976年東京生まれ。


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ロードテストとは

 ITmediaのライターが、普段使いの携帯電話の模様をレポートする連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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