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» 2006年02月08日 19時56分 公開

携帯の“小技”を探せ──文字入力編

日本語入力システムの進化も“小技”と呼べる領域に突入。いかに少ないキータッチでさまざまな入力をこなすか。各社の独特な取り組みを紹介する。

[斎藤健二,ITmedia]

 携帯のちょっとした工夫にスポットライトを当てる「小技を探せ」シリーズ。今回の“小技”は文字入力に焦点を当ててみる。新機種が出るたびに、大きく進化してきた文字入力だが、まだまだ改良は続いている。

予測変換はできて当たり前、つながり予測はもう一歩

 どんな携帯でも当たり前のように予測変換機能は備えるようになった。1文字入力すれば、単語やフレーズを予測して、画面下に候補を並べてくれる機能だ。登録されている単語の量や、最適な絞り込みの点でまだ差があるが、機能の有無でいえば、ほぼ全機種が「ある」となっている。

 一方でまだ差があるのがつながり予測機能。こちらは、何も入力しなくても、次に続くと思われる単語の候補を表示してくれる機能だ。予測変換から候補を選択した場合は、たいていつながり予測候補も表示されるが、単に単語を入れた場合は使えない機種もある。

 よくできているのはシャープの「SH902i」や東芝の「W41T」などだ。英数カナ変換を行った場合も、「時」「日」「月」といったつながり候補が表示される。

 ほかのほとんどの機種では、文字種を変更して数字を入力したり、「英数カナ」変換を行ったりした場合、つながり候補は表示されない。ただしこうした端末にも対処法がある。例えばau最新端末「W41S」であれば、「漢字」モードのまま、数字のつもりで入力し、上キーを押す。すると予測候補の中に数字が入っているので、数字を選択する。そうすれば、数字に続くであろうつながり候補が表示される。これは、au端末に多い「ATOK+APOT」でも同様だ。

アンドゥ=やりなおし機能

 文字入力の最新機能として、いくつかの端末で採用が始まっているのがアンドゥ=やりなおし機能。「間違えて消してしまった!」「違う候補を選んでしまった!」といった時に、操作を取り消して元に戻せる機能だ。

 シャープの「SH902i」「903SH」などでは、[発話]キーを押すことで削除を取り消すことができる。「W32H」などauのATOK端末では、変換時に候補を確定した後で[発話]キーを押すと未確定の状態に戻る。東芝の「W41T」では、サブメニューから「元に戻す」を選ぶことで、入力や削除を取り消せる。

 うっかり誤操作をしてしまいがちな携帯だけに、Windowsでいう[Ctrl]+[Z]──アンドゥ機能は便利な機能だろう。

左は「W32H」の画面。変換確定直後に発話キーを押すことで、未確定状態(再度候補を選択できる状態)に戻れる。右の東芝端末では入力や削除を元に戻すことができる

絵文字、記号──そして顔文字とドメイン

 携帯独特の入力といえば、絵文字。当初はサブメニューの中にあった絵文字リスト表示機能も、最近の端末はキー1つで表示できるようになってきている。

 さらに、

  • 連続入力
  • 入力した絵文字の履歴を学習
  • ジャンルごとに分けて表示

 という機能も搭載されてきた。

 auの「W32H」や「W41S」「W41T」など多くの機種では、専用キー(W41Sの場合は右ソフトキー、W41Tの場合[*]キー)で絵文字の一覧を表示できる。さらにジャンルが「顔・表情」「気持ち・からだ」「生き物・星座」「食べ物・飲み物」などに分かれており、切り替えることが可能だ。

 記号も連続入力や履歴学習が当たり前にできるようになってきている。面白いのは、「顔文字」もリスト表示できる端末が増えてきていること。「W41S」の場合、やはり「笑い」「怒り」「喜び」「泣き」などに分かれており、最適な絵文字を入力できる。

NEC製ドコモ端末が伝統的に搭載している、ドメイン入力機能。[*]キーを押すだけで入力できる

 使っていると便利なのだが、意外に広がらないのがNEC製ドコモ端末が搭載しているワンタッチドメイン入力機能だ。[*]キーを押すと、「.ne.jp」「.co.jp」「.ac.jp」「www.」「.com」「.html」「http://」「https://」「@docomo.ne.jp」が順に候補として表示される。アドレス帳へのメールアドレス登録時はもちろん、フルブラウザが載ってきている今こそ、この機能はかなり便利だ。多くの端末はサブメニューの中の「定型文」→「インターネット」の中に埋もれており、使いにくい。

 もっとも「SH902i」のように、[メール]キーの長押しで「定型文」一覧、[アドレス帳]キーの長押しで「インターネット定型文」一覧が表示される機種もある。いろいろなシーンで長押しを試してみると、便利なショートカットが隠されていることも多い。

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