作品名 | B型の彼氏(MY BOYFRIEND IS TYPE-B) |
監督 | チェ・ソグォン |
制作年・製作国 | 2005年韓国作 |
今回ご紹介する作品は、韓国で血液型占いをヒートアップさせた「B型の彼氏」。A型の女の子とB型の男の子の持っていた携帯電話が、たまたま同じ機種だったために、運命的な出会いを果たしますが……。
女子大生のハミ(ハン・ジヘ)は、おとなしくて優柔不断な性格。理想の恋人が現われるのを待っていますが、自分からは行動できずにいました。大学の友人たちは、そんなハミの引っ込み思案をなおそうと画策しますが、なかなかうまくいきません。
そんなある日、通学に使っているバス亭の前で男性とぶつかってしまいます。その拍子に携帯電話を落としてしまい、慌てて拾い上げるハミ。
「もしもし、ヨンビンですか?」
携帯電話が鳴ったので出ると、見知らぬ名前を告げられます。
「それ、俺の」
ハミが拾い上げた携帯は、たった今ぶつかった男性ヨンビン(イ・ドンゴン)のものだったのです。ハミから携帯電話を取り上げ、会話を続けるヨンビン。ハミの携帯電話はというと、無残にも壊れて道端に転がっていました。どうやらヨンビンの不注意で潰れてしまったようです。電話を持って立ち去ろうとするヨンビンに、ハミは勇気を出して声をかけます。
「ちょっと待って!」
足を止めるヨンビン。
「私の携帯、弁償してよ」
「なんで?」
振り返ったヨンビンはとてもハンサムで、一瞬怯むハミ。
「あなたが間違えたせいでしょ」
「そっちが悪いんだろ」
冷たく言い放つヨンビンの態度が頭に来て、ハミは携帯を奪い取ります。ヨンビンの携帯電話を持ったまま、バスに走り乗るハミ。ヨンビンはバスの乗り遅れて、後からタクシーで追いかけていきます。タクシーの運転手に借りたのか、ヨンビンがハミの持っている携帯に電話をかけてくる。
「それは、俺の電話だ」
「そうね……切ります」
「おい、切るなよ」
ハミはいつもの自分らしくない、大胆な行動をとってしまったことにドキドキ。そして、ヨンビンとの出会いが特別のもののような気がしていました。やがて、携帯電話にヨンビンからのメールが届きます。
「そろそろ電話に出ろよ」
観念したハミはバスを降りて、ヨンビンとあらためて向き合うことに。同じ携帯電話を持っていたことから、運命的に出会った二人。ハミはヨンビンの気まぐれな性格に振り回されつつも、どんどん惹かれていき、ヨンビンもまた今まで出会った女性とは違う控えめなハミを好ましく思うように。こうして、B型の彼氏とA型の彼女が付き合うことになりました。
それを快く思わないのが、B型男性を忌み嫌うハミのいとこのチェヨン(シン・イ)。結婚斡旋所で働くチェヨンは、これまでの経験からB型男性はすべて傍若無人で無作法でバカと決め付けているのです。ヨンビンがB型と知ると、ハミとの仲を引き裂こうと徹底的に妨害工作。そんな意地悪にもめげず、デートを重ねていくのですが、ヨンビンの自分勝手な行動に振り回され続け、ハミも疑問を持ち始めます。B型の彼氏とA型の彼女の恋はうまくいくのでしょうか?
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