どれが欲しい? WIN7機種春モデルを比較する その3モバイル編集部、ただいま取材中

» 2006年02月13日 08時55分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 間が空いてしまいましたが、au春モデルのWIN7機種(特集記事参照)について、機種選びのポイントを考えていくエントリの最終回です。今回はフルブラウザとPC用ドキュメントビューアー、「ポケベル入力」、そして「電子コンパス」などの機能を比較します。

 →その1:サイズ&FeliCa編

 →その2:カメラ編

PCサイト&ドキュメントビューアーの機能は同じ

 auの場合は全機種で、PCサイトビューアー(フルブラウザ)は「Opera」、ドキュメントビューアーは「Pixel Viewer」が搭載されており、基本的には同じ世代の端末は機能は同じ。今回「W41」という型番の端末同士であれば、どの機種でも同等の機能となっています。

 今回の春モデルでは、PCドキュメントビューアーが前の世代よりも機能アップ。以前はメール本文に添付されているファイル(Word、Excel、PowerPointなど)を見る場合は、添付ファイルを保存し、ドキュメントビューアーを起動してそこから見なくてはいけなかったのですが、今回はメールを見ている画面からそのまま添付ファイルを開けるようになりました。また、ドキュメント内の単語を検索したり、画面の表示している部分だけをJPEG画像としてキャプチャできる機能も追加され、便利になっています。

 なお、今回の春モデルのうち、PCサイトビューアーを搭載しているのは「W41CA」「W41H」「W41S」の3機種、PCドキュメントビューアーを搭載しているのは「W41CA」「W41H」の2機種となっています。

ポケベル入力ができるのは?

 「あ」は「11」、「す」は「33」というように、1つの文字をキーを2回押すだけで入力できるポケベル入力(2タッチ入力)。ポケベル世代だと「これが一番速く入力できるんだよね」という人も多いのでは。

 今回の春モデルでは、「W41T」「neon」「W41K」「W41SA」の4機種がポケベル入力を搭載しています。最近では「5タッチ+予測変換が便利になってきたから、もう2タッチは不要では」という考えのメーカーが多くなっており、搭載機種は減る傾向にありますが、これに慣れてしまうとなかなか他の入力方式には行けないんですよね。

方向音痴には必須――電子コンパス

 au携帯ならではのサービスの1つが、歩行者ナビの「EZナビウォーク」。目的地の住所や電話番号、施設名を入力すると、そこまでどうやって行けばいいかをナビしてくれるもので、今回発表の7機種全てに搭載されている機能です。

 実際に地図を見ながら歩くときに効いてくるのが「電子コンパス」(地磁気センサ)。方向音痴の人は、地図を見ながら歩くときに、地図を回転させますよね。あんな感じで、電子コンパス入りの機種は、進む方向に向かって地図を回転して表示することができるのです。今回の7機種の中では、「W41K」「W41S」の2機種が電子コンパス対応となっています。方向音痴の記者にとってはこれのあるなしは死活問題。実は真っ先に調べたのがこれでした。

 人によっては全く要らない機能なので、「もう電子コンパスは不要では」という声もあるようですが、電子コンパスがある機種は、EZナビウォークの使い勝手がとってもいいんですよね。方向感覚に自信がない人は是非頭に入れておいてほしいポイントです。

 なお、今回の7機種はすべて「声de入力」(1月12日の記事参照)に対応しています。これはEZナビウォークの拡張機能で、地名を声で話すと音声認識し、電車の乗り換え方や歩く道を検索できるというもの。たとえば乗換検索であれば、「東京から渋谷まで10分後」としゃべるだけで、自動的に「出発駅:東京」「到着駅:渋谷」「時刻:現在の時刻+10分で出発」と各フィールドに入力してくれる便利機能です。なかなか面白い&便利なので、一度使ってみてください。

おまけ情報

 最後にちょっと細かい視点ですが、KCP対応、クレードルについても触れておきましょう。KCPは、BREW3.1をベースにした最新の携帯向けプラットフォーム(2005年9月20日の記事参照)で、今回の春モデルでは「W41K」「W41SA」「W41T」「neon」が対応しています。

 もう1つ、充電器に端末を置くと、春モデルの目玉である音楽機能「au Music Port」が自動で立ち上がる機種も調べてみました。これはW41TとW41CAだけ。ウーファー内蔵の充電器が付いてくる「W41K」にこの機能は付いていないのは、ちょっと意外だな〜と思いました。

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