写真で解説する「W47T」(2/2 ページ)

» 2006年08月28日 15時37分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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 今回発表された2006年au秋冬モデルの中で、W47TとDRAPE(型番はW46Tとなり、実質はW47Tの兄弟機種という位置付け)のみテレビ電話に対応する。ただし、9月中旬から順次発売するという今回の秋冬モデルにあって、W47T(およびDRAPE)は10月〜11月の発売となるようで、テレビ電話サービスの開始も12月を予定している。

 テレビ電話機能は、最大5人(1対4)で接続し、テレビ電話中のカメラ映像を複数の相手に同時配信したり(au携帯同士の場合のみ)、文字メッセージが送り会える「グループテレビ電話」機能をはじめ、EZアバターのキャラクターを表示して楽しめる「アバター機能」、あらかじめ設定した端末からのテレビ電話着信に対して自動着信を可能とする「モニタリング着信機能」などを備える。

 もちろん、テレビ電話機能を開始しているNTTドコモやボーダフォン端末とも接続でき、最大10分間、テレビ電話使用中の相手の映像と音声を録画できる機能も備える。その際の録画容量は約5.7Mバイトとなる。

photo 本体右側面にEZ FeliCa兼テレビ電話用ボタンを供える。テレビ電話着信時はこのボタンで応答する
photo “エキゾチックオレンジ”色の端末から、“シャンパンホワイト”色の端末へテレビ電話発信を行った場合のデモ。発信してから相手に着信するまで、通常の通話時と比較してやや待たされることになる(デモ機では5〜6秒ほどだった)が、使い勝手はFOMA端末と同じような印象。このデモでは受け側画面の大/小が入れ替わっているように、表示スタイルの変更も可能。「アバター機能」により自分の映像の変わりにアバターのキャラクターを表示させることもできる

photo 発信時に「テレビ電話」メニューが表示されるようになっている
photo 「グループテレビ電話」は左の「テレビ電話」メニューを選んだ後に表示される
photo あらかじめ設定した相手(最大4人)に、テレビ電話で一斉に呼び出せる

 テレビ電話の基本通話料は契約プランに準じた音声通話料の1.8倍(無料通話料も適用される)。グループテレビ電話の場合は、最初に発信したユーザにのみ通常テレビ電話と同額の料金が発生する。なおテキストメッセージの送受信料金は無料となる。

プラン 単位 テレビ電話通話料(税込み) 音声通話料(税込み)
プランLL 1分 28.35円 15.75円
プランL 30秒 22.05円 12.6円
プランM 30秒 26.25円 14.7円
プランS 30秒 29.4円 16.8円
プランSS 30秒 37.8円 21円
コミコミディタイムWIN 1分 au携帯同士:18.9円
au以外:28.35円
平日昼間以外:56.7円
au携帯同士:10.5円
au以外:15.75円
平日昼間以外:31.5円
ディタイムプランWIN 1分 平日昼間:37.8円
平日昼間以外:90.3円
平日昼間:21円
平日昼間以外:50.4円

 テレビ電話機能は、他キャリアですでに始めているサービスであり、auの端末でも12月から“ようやく”対応するのかという印象も否めない。テレビ電話通信料は、契約プランに準じた音声通話料の1.8倍という設定であり、後発ながら金額的なアドバンテージも少ないような気もする。

 このことについてKDDI小野寺社長は「auの今回の携帯は、あくまでも音楽/デザインの充実さをさらに訴求すること、そしてMNPにおいて累計シェア30%/3000万回線の獲得に重点を置いている」とし、通話料金も他社と同じ程度に留めた。Rev.A&テレビ電話対応端末は今後も投入していくようだが、テレビ電話そのものの機能を、とりわけ他社との差別化ポイントとなりうるサービスとして展開する考えは、現在のところあまりないようだ。


photo W47Tのメニューインタフェース。横3×縦4つのアイコンが並び、W44Tのそれとデザインは大きく変わらない。Bluetooth機能のかわりに「EZ FeliCa」メニューが追加された
photo 有効324万画素のCMOSカメラを搭載。操作メニュー類はW44Tとほぼ同じと思われる
photo 撮影モードは、2048×1538ピクセル(QXGA)からフォトメール用の120×160ピクセルの6種類用意する

photo VGAモード以上の場合は横向きにして撮影するスタイルとなるのもW44Tと同じ。しかし液晶を回転させてカメラスタイルで撮影できるW44Tと異なり、W47Tは通常の折りたたみ形状であり、端末を開いたまま行う。これは若干操作しにくい気もする

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