NTTドコモとソフトバンクモバイルから発売されているWindows Mobile搭載のスマートフォン「hTc Z」「X01HT」のユーザーファンサイト「htc Fan Site」が20日に正式オープンし、記念イベントが東京・帝国ホテルで開催された。
htc Fan Siteは、ブロガーのKzou氏らが中心となって立ち上げたユーザーサイト。サイト立ち上げの動機について代表のKzou氏は「スマートフォンの普及に一役買おうと(Fan Siteを)立ち上げた」と説明している。
同サイトは12月1日に開設され、20日に正式サイトとして公開。コンテンツはhTc Z/X01HT関連情報を閲覧できるほか、ユーザーから寄せられたWindows Mobile対応機器のレビューやフォーラムによるユーザー同士の交流、FAQなどが用意される。HTC端末ユーザーだけでなく、W-ZERO3/W-ZERO3[es]利用者や海外のWindows Mobile端末に関心があるユーザーにも役立つサイトに仕上がっている。
htc Fan Site代表のKzou氏。htc Fan Siteは12月17日の時点ですでに100万ページビューを超え、今後サーバの強化やコンテンツの充実を図っていくという。「ユーザー同士、力を合わせてやっていければいい」20日の記念イベントには、開発元の台湾HTCやマイクロソフトらも協賛し、Windows Mobile対応機器やサービスを紹介するとともに、HTC製の国内未発売モデルを出展。ユーザーが持ち寄ったスマートフォンもあわせて展示された。
イベントは、100人限定の事前申し込み制で募集したところ、受付開始から10日もたたずに定員に達する盛況ぶりだったとKzou氏。参加者は「(参加者の)7割がコアなユーザー、残り3割ぐらいがどんなことができるか興味がある人」だという。講演に続く懇親会では、普段は顔の見えないブロガー同士が至るところでモバイル談義に花を咲かせていた。
なおイベントでは、Windows Mobile向けソフトウェアを開発するGzh氏やOffisnail氏、海外モバイラーのSaim Breeze氏、戦場記者のShamil(常岡浩介)氏といったメンバーが自作ソフトの紹介やスマートフォンの現状について語る場面もあった。中でもShamil氏のイラク戦争やチェチェン紛争下におけるモバイル環境の現状が注目を集めた。
ちょっと分かりづらいが、「QDz」の画面。海外携帯のアドレス帳の使い勝手を参考にしているそうだ。htc Fan Siteでベータ公開をし、メジャーバージョンアップ時にはGzh氏のサイトで公開するという
「KEITAI」(ケータイ)は海外でも日本の携帯電話として通じるそうだが、SIMカードにより自由に端末とキャリアを入れ替えて使える点がメリットだという。特に国内では、今回のような一時帰国の場合の通信手段に困るそうだ
2007年にはWindows Mobile搭載機を10機種以上ラインアップしたい──マイクロソフト
写真で解説する「X01HT」
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