写真で解説する「N703iμ」(1/2 ページ)

» 2007年01月16日 22時54分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photophoto 厚さ11.4ミリのスリムケータイ「N703iμ」

 NEC製の「N703iμ」は、折りたたみ型3G(W-CDMA)携帯で世界最薄(発表時)となる、厚さ11.4ミリというスリムボディのFOMA端末だ。使いやすさや機能、サービスを犠牲にすることなく薄さを追求した。

 これまでドコモが発表してきた端末の平均的な厚さは、901iと700iシリーズが26ミリ超、701iと702iシリーズは22ミリから23ミリの間、902iと903iは21ミリから22ミリ間と、どれも20ミリを超えている。今回発表された703iシリーズは、『さらに軽くさらに薄く』を目指しており、平均的な厚さは15.5ミリと大幅に薄くなった。

 なかでも“薄さ”を前面に押し出したモデルが、703iμシリーズだ。同シリーズについてNTTドコモでは、「現在市場では、端末のスリムさが携帯選びのトレンドになりつつある。μシリーズは、当社として初めて“薄さ”をセールスポイントにした端末。スリムな点をしっかりと訴求するために企画した、ノーマル703iとは別のラインアップ」(説明員)と、そのポジションを解説している。

 N703iμのデザインコンセプトは「スリム&スポーティ」で、背面パネルのディンプルやメタル調ストラップホール、若干長いダイヤルキー側ボディにより躍動感のあるフォルムを作り上げた。用意されるカラーはRED/GREEN/BROWNの3色で、REDとGREENの色はポップなツートンカラー、BROWNはTPOを問わないシックなイメージとなっている。

photophoto N703iμのBROWN。背面にはディンプル加工が施され、独特の表情をみせる。中央部のディンプルには49個(7×7)のLEDをカモフラージュしてレイアウトしており、サブディスプレイ的な機能を果たす(左)。端末を開いたところ(右)。メインディスプレイとして2.2インチ液晶を採用した。ソフトキーやダイヤルキーはスクエアで統一されている

photophoto 極めて薄いモデルだが、幅は49ミリ、閉じた際の高さは103ミリあり、ホールドや操作に必要なサイズは確保されている。薄さゆえの、持ちにくさや扱いにくさは感じられなかった

photo 見た目は普通のダイヤルキーだが、別パーツでキートップを乗せたシートキーを採用する。フレームのあるレイアウトで、指先でもキーを確認しやすい。他キャリアのシートキー採用端末より「押した感」は感じるが、キーストロークはさすがに浅い

photophoto 左側面には[MEMO]/[CHECK]キーなどを配置、サイドキーの下にはmicroSDスロットを用意した(左)。「N903i」では電池カバーを開けないと見えなかったmicroSDスロットだが、N703iμと「N703iD」ではダイレクトに抜き差しできるようになった。平型ヘッドフォン端子を右側面に備える(右)

photophoto 閉じた端末のヒンジ部と先端部。ダイヤルキー側ボディの底面に充電端子を備える。充電台用の充電端子は用意しない(左)。ヒンジのシャフトはディスプレイ側ボディにある(右)

photophoto 端末の裏面。カメラは130万画素CMOSで、マクロ切り替え用スイッチを備える(左)。ダイヤルキー側ボディが長く、飛び出している。ヒンジの右側にはメタル調のストラップホールを備える

photo 各色の裏面。マクロ切り替えスイッチが、ボディカラーと同じになっているところが細かい
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年07月27日 更新
  1. 小型スマホを使っている理由は? 選択肢のなさを嘆く声も:読者アンケート結果発表 (2024年07月26日)
  2. 「ハンディファン」「ネッククーラー」の選び方とやってはいけないこと 炎天下での利用は要注意 (2024年07月23日)
  3. IIJ×OPPO、Xiaomi、モトローラが語るスマホ戦術 おサイフケータイは「永遠の悩み」、IIJmioは「モバイル業界の宝石箱」 (2024年07月26日)
  4. 貼らない保護フィルムケース「スマハラ」、iPhone 15シリーズ向けに発売 丸洗いもOK (2024年07月26日)
  5. スマホの充電でやってはいけないこと 夏に気を付けたいNG行為は? (2024年07月26日)
  6. 約2万円の折りたたみケータイ「Orbic JOURNEY Pro 4G」を試す シンプルで使いやすいがローカライズに課題も (2024年07月27日)
  7. OPPOがFindシリーズを2024年内に国内発売へ 競合メーカー担当者の前でサプライズ告知 (2024年07月26日)
  8. 外出先から自宅のエアコンを遠隔操作、部屋を先に涼しくして“真夏の天国”を作っておく方法 (2024年07月25日)
  9. KDDIは通信障害をどのように検知してインフラを守っているのか ネットワークセンターに潜入 (2024年07月24日)
  10. 中国の“音楽特化スマホ”「MOONDROP MIAD01」を試す 重厚なサウンドに驚き、作り手のエゴを存分に感じた (2024年07月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー