「nico.neco」(にこねこ)は、ウィルコムとネットインデックス・ホールディングス、そしてタカラトミーの3社のコラボレーションにより生まれた端末だ。3社が共同でマーケティング、デザインと開発を手がける。
基本機能はネットインデックス製のシンプル端末「nico.(WS005IN)」を踏襲しており、使い勝手やソフトウェア上の大きな違いはない。最大の特徴は、かわいい子猫のキャラクターが端末上部にちょこんと乗っている点だ。
ボディカラーは白で、ダイヤルキーやフレーム部の色は黒。モノトーンとしたことで、ポップな色合いのnico.とはまた異なるシックな雰囲気を醸し出す。それでいて、黒をベースとしたヨドバシカメラオリジナルモデルのようなソリッド感はなく、nico.ならではのやわらかな印象は保っている。
「遊び心を持った、大人向けのキャラクターコンテンツ開発に強みを持つタカラトミーの開発力を評価していただき、今回のコラボレーションが実現した」とタカラトミーの取締役常務執行役員 マーケティング統括本部副統括本部長 兼 ネクストトイマーケティング本部長の眞下修氏が話すように、マーブルチョコをイメージしたnico.を、タカラトミーが少し大人向きにアレンジした製品となっている。

nico.necoの猫は端末の右上にちょこんと乗っている。ロッドアンテナに何かカバーがかぶせてあるような雰囲気だ。樹脂製だが少し柔らかく、頭をなでると首が揺れる。いろいろな角度から見るとさまざまな表情を見せるnico.のプロダクトマネージャー、堀田峰布子氏は、「看護士さんが胸ポケットに差しているボールペンにキャラクターが付いていて、それがちょっと顔を出しているようなことってたまに見かけますよね。そんな感じのものをイメージしました。スーツのポケットなどに入れておけば、女の子から注目されること間違いなしです」と話していた。

スーツの胸ポケットからnico.necoがちょこんと顔を出しているイメージ。「いかつい顔の人とか、えらい人がこういう端末を持ってくれるとおもしろいんですが」と堀田氏。メニューなど、基本的な操作系はnico.と同じだ専用コンテンツとしては、猫をモチーフにした壁紙が5点用意されているほか、「ねこふんじゃった」の着信メロディが3パターン収録されている。
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