この質問については、先にEメールクライアントの仕様に触れておく。Eメールは受信済を恒久的に保存するのではなく、メールサーバに連動する。受信済みのメールでも、メールサーバから削除されると、次にメールサーバに接続した時に削除されてしまう。つまり一時的に保存できるメールサーバのビューワのような仕様になっている。これはWindows MobileのPocket Outlookも同様だ。
ただし例外もあり、マイフォルダやマイフォルダ内に作成した任意のフォルダに受信したメールをコピーすれば、メールサーバ内のメールの有無にかかわらず保存しておける。また添付ファイルも単体ファイルとして保存可能だ。送信済みメールは「送信済みメール」フォルダに保存される。
Eメールはアカウントごとにフォルダが用意されるが、さらにフォルダを作成したり、受信時にメールをフォルダを振り分けたりといったことはできない。ただしIMAP4接続の場合には、メールサーバ側に設定されたフォルダ構成が反映され、フォルダ単位で一覧できる。
また、メールを個別にメモリカードに保存することはできないが、メール全体の保存先は内蔵メモリかメモリカードかを選べる。
E61では、メール作成画面からメモリカード内のファイルを選択して添付することも、ファイルマネージャーから「送る」を選択してメール作成画面に移行することもできる。デジタルカメラ(Panasonic DMC-FX7)で利用しているメモリカード(miniSDメモリカードにSDメモリカードアダプタを装着)をそのままE61に差し、約2Mバイトの撮影画像をEメールに添付してみると、問題なく送信できた。
ソフトバンクモバイルが販売する「705NK」などのノキア端末は絵文字をサポートするが、ノキア・ジャパンがSIMロックフリーで販売する「E61」は絵文字をサポートしていない。入力できないのはもちろん、受信したメール内の絵文字の表示にも対応していない。
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