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» 2007年03月07日 18時23分 公開

「F903iX HIGH-SPEED」の“ここ”が知りたい(5):動画のレジューム再生や早送り/巻き戻しはできるか──「F903iX HIGH-SPEED」

ビデオクリップ(10Mバイトiモーション)に加え、PCで変換した長時間の動画も楽しめる「F903iX HIGH-SPEED」。レジューム再生や早送り/巻き戻しなどの操作には対応しているのか。

[坪山博貴,ITmedia]
Photo 内蔵メモリ1GバイトのHSDPAケータイ「F903iX HIGH-SPEED」

質問:レジューム再生や早送り/巻き戻しはできるか

 「F903iX HIGH-SPEED」は、前回停止した位置から再生を開始する「レジューム再生」に対応している。ファイル単位で記憶しており、再生中や一時停止中にクリアキーや終話キーで動画再生を終了した場合、次に同じ動画を再生したときには前回の停止位置(正確にはフレーム単位ではなくGOP単位)から再生が開始される。

 常時レジュームが働くことになるが、動画再生時や一時停止時に「STOP」キー(右上ソフトキー)を押せば動画の先頭に戻るので、特に不便に感じることもない。なお、前回停止位置の記憶は本体メモリ、microSDでそれぞれ最新5件分ずつとなり、無制限に記憶するわけではない。また本体メモリ、microSDメモリカードでそれぞれ1カ所ずつだが、動画の任意の再生位置を記憶させる「しおり」機能も装備する。

Photo 動画再生画面では右上ソフトキーに「STOP」、左下ソフトキーに「しおり」が割り当てられている(左)。動画再生中もしくは一時停止中に「しおり」キーを押すと、しおりを設定できる。新しいしおりを設定すると古いしおりは消去される(右)

Photo しおりを設定したファイルは、一覧表示時にファイルタイプのアイコンが青くなる。再生開始前には確認ウインドウが表示される

 動画再生中に左右キーを押すと、映像と音声付きで早送り/巻き戻しができる。ただし不定周期(おそらくGOP単位)で映像と音声を少しずつ再生する紙芝居のような表示になる。前後数分間の間で映像を確認しながら再生位置を変更するような用途向きだ。また[1]キーで5秒戻る、[3]キーで10秒進むといった「CMスキップ」的な機能もある。録画したテレビ番組をCMごと変換して再生するような場合の“飛ばし見”に便利だ。

 一時停止してから左右キーを押すと高速シークになる。画面は静止したままになるが、再生位置表示をタイムカウンターやタイムバーで確認しながら、一押しで1分ずつ、2秒以上押しっぱなしにすると5分ずつ連続で再生位置が移動する。

 再生時に左右キーをそれぞれ押しっぱなしにすると、高速に再生位置を変更できる。ちなみに2時間25分2秒の動画の再生位置を最初から最後まで移動するのに要した時間はわずか5秒とかなり快速。なかなか快適な動画再生環境と言えるだろう。

 なお、F903iX HIGH-SPEEDには、動画のプレイリスト作成機能があり、プレイリストを利用した動画再生時では上記とは異なる動作になる部分もある。

質問:動画再生時にヨコモーションが生きる機能は

 横画面時の再生がフルスクリーン設定になっていれば、ディスプレイ部を90度回転させるだけでフルスクリーン表示に切り替えられる。横画面では「#」キーでフルスクリーン表示のオン/オフを切り替えられ、横画面のままでも縦画面時と同様の操作が可能だ。

Photo 横画面でもウインドウ表示が可能。ガイドも表示される

 待受画面からiモーションにすばやくアクセスしたいなら、スイング選択時に「iモーション」を設定しておくと便利だ。ディスプレイを横向きにするだけでiモーション画面をすばやく呼び出せる。microSDに保存した動画を再生する場合でも、ディスプレイを90度回転→「microSD」→「動画」の3ステップでmicroSD内の動画フォルダにアクセスできる。

Photo スイングに「iモーション」を設定すると、メニューをたどることなくiモーションの画面にアクセスできる。待受状態から横画面にするだけで写真右の画面に移行する

質問:動画再生中に通話やメールが着信したらどうなるのか

 動画再生中に音声通話が着信すると、再生が一時停止して音声着信の呼び出しに切り替わり、通話(もしくは呼び出し)が終了すると動画再生画面に戻る。動画再生は一時停止したままなので、決定キーを押すと続きを再生できる。

 メール着信は、メールの受信設定によって動作が異なる。「操作優先」になっている場合にはバックグラウンドで受信を行い、画面上部にマーキー表示でメール受信が通知される。

 「通知優先」に設定した場合は動画再生が中断され、メールが着信すると同時にメール着信画面に切り替わる。メール操作が終了すると動画再生画面に戻り、(再生位置がリセットされているのでとまどうが)決定キーを押すと「中断位置から再生しますか?」というメッセージが表示され、メール着信で中断した位置から続きを再生できる。ちなみに動画再生中に[MULTI]キーで他の機能を呼び出した時も同様で、動画再生画面に戻って決定キーを押せば続きを再生できる。

Photo メールの受信設定が「操作優先」の場合、動画再生中にメールを受信すると受信通知が表示される(左)。メール受信やマルチタスクで動画再生を中断した場合、動画再生画面に戻ると再生位置は最初に戻っている。しかし再生を開始すると中断位置から再生するかどうかを選べる(右)

質問:PCからmicroSDへ簡単に動画を転送するソフトはあるか

 富士通が無償で提供している「FOMA Fシリーズ データリンクソフト」内にある「SDユーティティ」を利用すると、ファイル名などを気にすることなく、ドラッグ&ドロップでmicroSDに動画ファイルを転送できる。ファイル名を「MOLxxx.xxx」に変更し、適切なフォルダに自動で転送する。対応する拡張子は「ASF」「3gp」「MP4」の3種で、H.264で変換した際の拡張子が「M4V」の場合などは、事前に拡張子を変更しておく必要がある。

 またSDユーティリティを利用した場合、一覧に表示される表示名も自由に設定でき、単にファイルをドラッグ&ドロップした場合でも元のファイル名が表示名に設定されるため区別しやすい。ファイル名の整合性を確保するため、一度microSD内のファイル全てをPCに読み込む必要があるなど少々手間はかかるが、「情報更新」する必要がないというメリットもある。

Photo 富士通が無償で提供している「SDユーティリティ」。F903iX HIGH-SPEEDでの再生に対応する、拡張子が「ASF」「3GP」「MP4」の動画ファイルならドラッグ&ドロップするだけでmicroSDに転送できる。一覧に表示される「表示名」の設定も可能だ

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